誰かに喜んでもらうためには誰かに泣いてもらうしかない
こんにちは
けんしろう常務です
さて今回は、身の回りで起こっている厳しすぎる現実について話します
【一次面接】
先日の話
友人にクルマを販売させていただきました
クルマがほしいときに頼ってくれる友人
嬉しいけど基本はお断りさせていただいております
声をかけてくれる彼らにはクルマなんて乗らない方がいいと真っ先に伝える
クルマを売買している人間としてはいかがなものかと
買った時点で負債になる
持っているだけでお金がかかる
おまけに事故をすれば責任を問われる
人を殺すかもしれないしこっちが死ぬかもしれない
正直 良いことがほぼ見当たらない
あるとすれば自分の都合で出発ができて自分の都合で休憩ができることくらい
それ以外はタクシーや電車といった公共交通機関のほうが圧倒的に便利だし安全
クルマは所有せず必要なときはカーシェア
それ以外は公共交通機関を使ったほうがコスパがいい
ステータスを求めるならタクシー移動のほうがよっぽど
クルマを持つことで想定されるデメリット
そんな話をまずはするようにしている
ちなみに不動産に対しても同じ考え方
家は資産だと考える人のほとんどの家が負債だ
ローンを組んで購入している時点でバランスシートでは負債の項目に分類される
夢のマイホームなら別の話ね
それでもやっぱり欲しい
どうしても乗りたいクルマがある
生活に必要
あのクルマに乗るのが夢だった
人によって理由は様々だけれども熱意に共感した友人や日頃お世話になっている人間への恩をクルマでお返しさせていただくことがある
普段からnoteで当たり障りのあるエゴにまみれた話を好き放題に書き綴っている変な人間であるにも関わらずよくも頼ってくれるなと感じる
嬉しいけど
【割に合わない仕事】
そんなこんなでクルマが欲しいと言われれば条件にあったモノを探すことになる
一般の顧客であればこちらが買ってほしいクルマを買ってほしいタイミングで購入してもらうよう働きかける
相手の言いなりになってクルマを売買していたら短くて3年 長ければ5年かもしくはそれ以上
そんなノロノロ仕事をしている場合じゃない
ただ身内に限ってそうは言ってられない
仕事の仕方が全く異なる
世界一コスパのいい買い物をしてもらったと思ってもらいたい
地球上のどこを探しても世界で一番コスパが良い買い物をしたと思ってもらえるような仕事をする
必然的に仕入れるクルマをべらぼうに安く買い叩くしかない
ただでさえ条件にあったクルマを探すだけでも簡単じゃないのにそれに加えてコスパまで世界一なんてバカげた話
熱意がなければ到底できない
熱意という言葉だけで片付けたくないほど過酷な仕事
並大抵の人間ならそんなこと思いもしないだろうね
サプライズが好きな常務はやれることならやりたいしやれるところまでやりきって喜んでもらおうと考える
でもサプライズされるのは苦手
ちなみに自動車業界になんの執着もない
クルマが好きだなんて一ミリも思ったことないね
この仕事を辞めたら真っ先に自分のクルマを売り飛ばすだろう
あくまでただの商材
金持ちになるためのはじめの一歩
そんなニュアンス
明日から別のなにかを売ることになったとしても変わらず死ぬほど売るだろうね
知らんけど
何度も言うけどクルマなんて乗らない方がいいと本気で思っている
いつ自動車業界をサヨナラするかもわからない
買っていただく時は間違いのないクルマを提供させていただくけどそれ以降は責任取れないからね
なんてことを伝えたり伝えなかったり
とは言いつつも自分が販売させていただいたクルマは納車後も気になって気になって
まるで家を出て独り立ちした我が子を心配する親のような気持ちですかね
知らんけど
そういえば子どもで思い出したわ
めっちゃ話変わるけど
最近やたらと「そろそろ子どもは?考えてるの?」なんて聞かれる
もし子どもができたとしても言わないからなあぁぁあ!!!!!
生まれたとしても言わないからなあああ!!!!!
出産したら報告する文化なに?
まったく共感できない
それ以外にもいくつか理由があるけど言っても理解されることはないだろうからわざわざ言わないけどさああ!!!
いろいろと難しいよね?!?!?人間も人生も何もかもがっっ!!!!!
話戻すわ
【誰かが犠牲になる】
ちなみに一般のお客様にも真っ当な商売をしてるのが大前提ね
身内友達だけに喜んでもらって一般のお客様にはぼったくりをしてるとかお話にならない
とにかく相場よりも安く提供するためには相場よりも安く仕入れなければいけない
とはいってもインターネットの普及でありとあらゆる情報が公開されているからクルマの相場も筒抜けなわけ
ある程度 調べれば誰にもでも相場がわかる
それでも世界一コスパのいい買い物をしてもらうにはクルマを売却する人間に泣いてもらうしかない
もちろん本人には微塵もそう思わせない
(実は相場よりも死ぬほど安いけど)高く売ることができたと勘違いをしてもらうのが仕事
誰かに喜んでもらうためには誰かに泣いてもらうしかない
わざわざ言語化すると残酷だけどどの世界にも言えること
世界で一番売れているクルマといえばトヨタ自動車
安くて壊れないクルマなんて日本にしかない
それはそれは世界中から需要が絶えないわけです
それでもトヨタのクルマをつくっている下請けの工場をみてみるとどうだろう
時間に追われ剥離な仕事を突きつけられ自殺者が続出
自動車業界に限った話ではない
身の回りで起こるありとあらゆる物事に言える
アパレルメーカーのSHEINがいい例
これまでの概念を打ち消す破格な価格設定
大喜びをする消費者の一方で過酷な労働環境が話題となっている
どこまで本当かわからないけど火のないところに煙は立たないでしょう
でもそれが現実
【不良品は捨てる】
なにかを得るにはなにかを捨てないといけない
ローリスクハイリターンはさすがに都合がよすぎる
でもいちいちそんなところにフォーカスしないでしょ
ビジネスってそういうもんだから
みんなあえて言わないだけで実際はそういうもんだから
必死にクリーンに魅せてるけど瀬戸際では弱肉強食
賢いだけでは通用しない
ずる賢くないと勝てない
大学をでていれば安泰
プログラミングができれば安泰
そんなシンプルな話じゃない
どんな世界にいたって頭を働かせてずる賢く生きないと搾取されていく
スマホのおかげで世界中の情報を手に入れられる現代ではこれまで以上に格差が広がっていく
情報や貧富の格差が止まらなくて気づいた時にはもう遅いだなんてことが目に見える
あまりに平和な日本で勘違いをしすぎている我々日本人は確実に茹でガエル
せめて身の回りの人間には得をしてもらって一緒に成長していけたらいいなと思っている
だからこそクルマなんて買わない方がいいとまずは警告をする
どうしても必要なら世界一コスパのいい買い物をしてもらう
決してそれだけじゃない
様々な場面で損をしてほしくないと強く思う
自分と関わってくれた人間には得をしてほしい
できることがあるならできるだけチカラになりたい
世の中お金じゃないっていうけどお金さえあれば解決できることばかり
お金の余裕は心の余裕
使うか使わないかは別として選択肢が多いほうがいいに決まっている
お金の話をすると煙たがられるしなんだかヤラシい空気が漂うけどそれは貧乏人の世界の話
たくさん仕事をしてたくさんお金を稼いだほうがいいに決まっている
足が速いとか面白いだとか
イケメンだったり美人だったり
わざわざ言わなくてもわかる魅力
それらと同じでお金をたくさん稼げる人間は非常に魅力的だ
お金持ちになることを自分とは無縁の別世界の話だと諦めないでほしい
これからもたくさんお金を稼いでいこう
本日もありがとうございました