2024年|Week 7の振り返り
今週の作業内容
Ultimateの定義について考えを深める。
今週は全く達成に届かなかった。
だけど、今回の失敗はとても分かりやすい。まずは振り返ってみよう。
達成を妨害した要因
学校のイベントがあった事。それを事前の計画で織り込まなかったこと。
直近の2~3週で、毎日のようにしていた「ちょっとの無茶」が積み重なって大きな疲労につながった。結果として作業できないほどの眠気や体のだるさが発生した。
具体的で明確な目標、「Ultimateの定義」を考えるというかなりフワッとしたタスクだったので、迷走しまくってしまった。
今週のメモ+α
ザッポスってすげぇ!!! (その1)
先週、「The Third Door」を完読したので、次の本として「ザッポス伝説 2.0」を呼んでいるのだが、これが最高に面白い。そして勉強になる。
ザッポスについて知らない人の方が多いと思うので簡単に説明すると、ザッポスはアメリカで当時、「オンラインで靴なんて売れるわけがない」と言われていた時代に靴をネットで売り始めたスタートアップ企業だ。
彼らの言葉を借りるとザッポスは「たまたま靴と服を売っている会社」で、その魂の部分は「取引先、お客さん、従業員、地域など全ての人に『ワォ!』を届けること」だそう。
期待を超えるサービスという点では日本の「おもてなし」に通ずるところがあるように感じた。
ただ、彼らの場合、それは嫌々じゃなくて、超前のめりでやっているのがとても印象的だった(日本にも誇りをもってやっている人はたくさんいると思うけど)。
逸話として紹介されていた話の中にクリスマスのキャンペーンの話があった。「○○日の✕時までに注文すれば23日の夜に間に合います!」みたいなキャンペーンだ。
このキャンペーンは超大盛況だったらしく、配送基地から「これ以降注文が入っても23日には間に合わない」と途中で連絡が来たらしい。
社内会議が招集されて対応が議論される中、CEOのトニー・シェイが「間に合わなかった分は全部無料でプレゼントしよう」と提案してそれが採用されたという内容だった。
他にはカスタマーセンターの活動事例がすごく印象的だった。火事で家財を失った人に靴を無料でプレゼントして追加で商品券をつけたり、電話の相手が不幸があった人だったと知るや否や、不幸から立ち直れるようにと花を送ったり、パーティを企画して招待したりと、とにかくお客さんの心に「本当の意味で」寄り添う経営を採用している。そして、それは媚びるとかそういうイヤらしいことじゃなくて、本当の意味で相手を家族みたいに思っての行動というのがすごいし感動した。
迷惑な客にすら最大限の信頼でもってファンになってもらえるように対応する。
本当に徹底している。
まだ読み途中だが、既に学んだことは多い。
特に重要な気付きは「サービスは全て人が使ってなんぼ」ということだ。
当たり前?その通りだと思う。でも、世の中のサービスや企業で人が中心の企業なんていくつあるんだろう?
どの会社も利益ばかりを追いかけて、そこに関わる人を見ていない。そういう風に感じた。私が今バイトをしているコンビニなんてまさにそうだ。
お客さんのことを考えて作ったとは思えない、使いにくいセルフレジ。
従業員に無理をさせて、その上で「回っているならさらに人員を削れるね」と抜かす上の人間。
そんなコンビニだが、客と接する立場で働いている以上、ザッポスの教訓は大いに生かせる。
勿論、ザッポスのように現場と経営で信頼関係があるわけでもなく、現場に権限があるわけじゃないので、商品をプレゼントなんてできないが、なるべく相手の心に寄り添うように接客するよう意識することはできる。
元から、接客中の自分はその店そのものであり、私の行動が次にそのお客さんが来てくれるかを決めると(無駄に)高いモチベーションで仕事はしていたが、ザッポスの話を見てより心がけようと思った。
ザッポスってすげぇ!!! (その2)
ザッポスのエピソードを読んだことで「具体的で明確な目標(Ultimate)の定義」の構想も大きく進んだ。
それまでは「具体的で明確な目標…具体的で明確な目標…」と一点ばかりを見つめていて、目標の背後にあるモノがよく見えていなかった。だが、ザッポスの話から「これは誰のためのアプリだ?」と問い直し、「これは誰でもない私を救うためのアプリだ!」と思い至った。というか、思い出した。
そこからは早かった。アイデアが間欠泉みたいに噴き出して、考えを書き出してた紙が一瞬でアイデアまみれになった。
5日近くその場をぐるぐるしていたのに、ちょっとしたきっかけで一気に進んだような気分だった。
ここから学べるのは「作業ばかりしていてはダメ」ということだ。
時間をより多く投入することに躍起になっていた。もちろん、ひたすら手を動かすべき時もあると思う。でも、こういうアイデアを出すようなシーンでは外からの刺激が大切だと実感した。
ちょうどこれから春休みで、自宅での作業が増えるが、学校に行って作業する日を週で何日か設定しようと思っている。学校まで1時間前後かかるので、往復で2時間弱無駄になる。
だが、その2時間を読書に当てればどうだろう?確かに作業はその分進まなくなる。でも、本からパワーと新しい発想をもらえるかもしれないし、他者の視野を取り入れるのはいいサービスを作りたいなら積極的にすべきことじゃないだろうか?
うまくいくかわからないが、やってみる価値は十分あると思う。
「Ultimateの定義」の今のアイデア
上で書いた通り、Ultimateの定義についてのアイデアが今週、というか土曜の寝る前のベッドの中で爆発した。紙にアイデアを書きまくった。
まず、Ultimateとはなにかを考え直した。
そのために、Ultimateに加工する前の願望である「ふんわりとした願望(Origin)」分析をしてみた。といっても、考えを巡らせただけだが。
そして、一つの考えにたどり着いた。
「何かをしようとしたときに、それが果たせないような状況があると人は『○○が「できればな~』みたいに思うのではないか?」と。
で、その「○○」の部分は実は結構具体的なんじゃないか?と。
じゃあなんでその○○が埋もれてアバウトな目標?になってしまうのか。
それは同じようなシーンに何度も遭遇しているが、適当な回避策があったり、何が足りていないのか?と深く考える時間が無いからではないか?と考えた。
例えば、私は前から「英語を勉強しよう!」というフワッとした目標?的なものを持っていた。
これを題材として「どんな時にそう思うのか?」や、「何がその時に出来れば満足だったのか?」と考えてみた。
結果、私は「知りたいことを言語の壁に阻まれずに知れればそれでいい」と思っているとわかった。
これは「文章を読んで知識を得る」という活動自体が私が好きということを示唆している(ビジネス書、Forbes Japan、Business Insider Japn、News Pick、Wired、Gizmode、Fashion Pressは大好物!)。
そして、知りたいことを知れるというのは文をそこそこ正確に読めて、その中身から必要な情報をゲットできる必要性も示唆している。
この簡単な分析だけで私がどのような方向性で英語を学ぶのが最もモチベーション高く続けられそうかについて多くの示唆を得られた。
今週はこのプロセスをより整理して、より実用性が高いものにしていく期間になる予定だ。
Week 8について
本来ならWeek 8で計画週が終了する。
が、これは計画であり、アプリの設計というよくわからないタスクだ。このプロセスはそのままアプリの設計に使われる。なのでこのまま継続していこうと思う。
今週はひとまずUltimateの設定のプロセス作りを進める。そして、ひとまずの完成を目指す。
Ultimateの設定プロセスの次はそれを適切な要素で切り分けるEpicへの切り出しのプロセスを作る。
今作っている仕組みや、そのアプリのMVP(動作可能な最小構成)が何処なのかはいまだ見えないままだが、もう少し進めて行けばその全体像を俯瞰できる位置につけると思う。ゆっくりだが確実に前進しているし、その内見えるだろうと気楽に行こうと思う。
さ、今週も頑張ろう!