ハムラ法(クマ取り)のトラブル、失敗事例
ハムラ法で失敗された方の相談をよく受ける。
ハムラ法とは
脂肪再配置法などとも呼ばれるクマ、目袋を改善させるための手術の一種です。
通常の脱脂(だっし)はクマの原因になっている眼窩脂肪(がんかしぼう)を単に取り除く手術です。
それに対してハムラ法は、眼窩脂肪を移動させてクマの下の凹み(ゴルゴ線などと呼ばれる場所)に移動させる手術です。目の下の膨らみが改善して、目の下のへこみも改善して、脂肪を取らないので皮膚も余らずちりめんジワも増えない一石三鳥の手術、などと私は表現しています。
メリットも大きい反面デメリットも存在します。
主なものに
・手技がやや難しくなれていない医者がやると様々なトラブルが起こる
・瞼(まぶた)や頬の感覚の麻痺
・斜視、複視(ふくし、物が二重に見えるようになる)
・眼瞼外反(がいはん、あっかんべーした状態になる)
・逆さまつ毛
等がある。
脱脂やハムラ法、タレ目形成(グラマラスライン、下眼瞼下制)など
瞼(まぶた)の裏をいじる手術は、適当にやるとまつ毛が内反するんです。
つまり逆さまつ毛になる。
手術に慣れていない医者が瞼を強く引っ張ったり、グチャグチャかき回しているうちに内反することがあります。しかしどうしても深い場所をいじる手術なので思いっきり引っ張ってよく見えるようにしようと思う人が多いんですね。その分まぶたは傷んでいきます。
僕が手術するときは無用なリスクを避けるために、
看護師さんやドクターの後輩なんかに手術を手伝ってもらうときは
「兎に角瞼は優しく引っ張ってね」と指導します。
いったん逆さまつげになったら待っていても治らないです。
自分でまつ毛を抜いて耐えている方もいるみたいなので、
話をきいている僕もつらくなります。
我慢しなくてよいです。
修正の手術するしかないので、できるだけ早く手術してもらったクリニックに連絡をしましょう。
ドクターの技術に不安があるようなら僕に相談してください。
一緒に良い方法を考えましょう。