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【大腿義足の難しさ】

【大腿義足の難しさ】

僕が大腿義足を履き始めたのは1981年の夏です。
大腿義足歴39年となります。

義足は永遠に使える物ではなくて、壊れます。

日本では普段使いの義足であれば作り替えの際、審査を受けて、審査をパスすれば義足作り替えの費用を公的助成金の援助を受けることが出来ます。公的助成金は製作費の全額なのか、一部本人負担なのかは収入によって異なります。

義足が壊れたので審査を受けて作り変えました。

義足はメガネと異なって履けば何処までも歩ける物ではありません。
ソケットの形状、膝関節の部品、足の部品などの各部の調整をしてから歩き出す事が出来ます。

今回、僕は立位テニスでの一歩の踏み出しを早くしたいと言うテーマで普段履きの部品(公的助成を受けられる範囲)の中から膝関節部品を今までと大きく異なる部品を選びました。

今までの膝関節部品は多軸と言う機能の物で、今回は単軸と言う機能の物しました。

長年多軸に慣れていたせいで単軸にすると義足の振り出しから体全体の動きが全く違います。
とにかく単軸は膝折れしやすいのでそこを無意識にカバーする歩き方に変えないとならないので苦労しています。
また膝関節部品自体の抵抗などの微調整も必要なのでテニスをする度に自分に合った調整を繰り返しています。
だいぶ良い感じにはなって来ましたが、とにかく今は単軸に慣れる事が必要です。

下腿義足も筋肉組織が薄い為に傷が出来やすいなど難しいと聞きます。
大腿義足も新しい部品に慣れている難しさも大変です。

サクッと移動出来る安価で高運動対応で壊れにく大腿義足が早く出来ると良いですね。
出来たらテニスに特化した大腿義足の開発も個人的に望みます。
宜しくお願い致します。

今朝もエクステンションのダイヤル?を少し下げてみました。

写真の右が単軸、左が多軸です。

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