アルバム曲紹介⑤Reflection
こんにちは!ギタリストの浜本研志です。
5曲目のReflectionはアルバムの前半と後半をつなぐ役割の曲です。
Reflectionという単語は、反射とか、熟考とか、いろんな意味があるんですが、僕は「回想」という意味で使っています。
5.6.7曲目が一つのブロックになっていて、6.7曲目のテーマに出会いや別れがあったりするので、このブロックでそういうストーリーを作っているイメージで曲順を決めました。
ヴァイオリンなどの弦楽器が主体になっているのですが、弦楽器のアレンジでは、音符の発音のタイミング、音の切り方、音の長さ、跳ね方、音量など、細かく調整することはかなり大切になってきます。
ただ決まった音符の長さでクオンタイズ(音のタイミングを揃えること)すればいいというわけではなくて、細かい調整でニュアンスが全然違うものになります。なのでフレーズのブロックごとに、波形をいじって自分の頭の中で鳴っている音になるまで何度も調整し直しました。最後は自分の耳と、自分の感覚を信じて、音と向き合うことがすごく大切だと思います。