作曲における歌モノとインストの違いについて。
こんにちは!ギタリストの浜本研志です。
現在僕は3枚のギターインストアルバムを発売しているのですが、インストを作るということが自分のライフワークになっているので、歌モノと、どういう違いを持って曲を作っているのか、少しお話しします。
インストと歌モノの違い、それは‥
歌が入ってるか入ってないか!!
(当たり前とか、なんやそれとか言わないで‥。)
まず難易度で言うと、個人的には、インストを作る方が難しいのではないかと思っています。歌モノに関しては、ボーカリストの音域という制限はありますが、A、B、サビとかコード進行とメロディが決まれば、それを繰り返したりすることでサイズを確保し、オケのアレンジをするという流れを組みやすいと思うのです。
しかし、インストに関しては、はっきり言えば、なんでもありでして、音域もどこまでも行けるし、サイズも2分でも15分でもいいわけです。だからこそ、すごく悩みます。歌はメロディが2番で繰り返されても歌詞が違うので表情が全く違ったものになりますが、インストに関しては同じことをまた繰り返すとただただ退屈な曲になってしまうことも多々あります。なので、音色を変えたり、メロディをテーマの中で発展させたり、色々と工夫が必要になります。
そう考えると、歌モノを作る時点である種、制約が発生しているとも言えるのですが、制約があった方が作りやすいとも言えるわけで、その辺が、音楽の面白いところですね。
今後も少しずつ、どういうことを意識して曲を作っているのかとか、そういうことも書いていけたらと思っています。
アルバムの曲、ぜひ聴いてみて下さい!