34歳 元甲子園球児の現在地

今年の夏の甲子園が終わった。

朝夕の2部制、水休憩、タイブレーク制の導入など、球児を取り巻く環境は
少しずつ変わっているが、プレーする選手の情熱と、観衆・視聴者の関心は変わらない。

16年前、僕は確かにあの場所に立っていた。
記憶は正直曖昧だ。

・グラウンドから見える絵画のようなスタンド、
・地鳴りのような歓声、
・バッグに入れっぱなしにして試合後真っ黒に変色したバナナ、
・「自分は今世界の中心にいる」という夢心地
・「あっ、これより上のステージは厳しいな」という悟りのような感覚、

覚えているのはこれくらいか。

元甲子園球児で、上のステージまで上がれなかった人間ならわかると
思うが、この経験を超える出来事、ワクワク感、鳥肌の立つ感覚、
皆が見てくれているという喜びはその後の人生で二度と来ない。

18歳で人生のピークを迎えてしまった僕たちは、それぞれが気持ちに
折り合いをつけて、その後の人生を送っている。

周りからは恵まれた人生だと言われることの方が多かったが
「今」に目を向けてみると、その言葉では納得できない。

「このまま人生終わっていいのか?」

この1ヵ月、社会人になって初めてそのことと本気で向き合っている。
仕事と血眼で向き合ってきた10年間を経て、僕の中で何かが目覚めた。

変わるなら、いま、
変われるなら、これが最後…

そう思ってnoteを使って気持ちの整理をしていこうと決意した次第です。

何がしたいのか?どう変わっていきたいのか?は追々…

ではまた。





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