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SCM用語:EDI
EDI(Electronic Data Interchange)とは、電子データで注文情報をやり取りする形式です。今では発注をデータで行うことが主流になっていると思いますが、その昔はFAXや電話での注文が一般的でした。
アナログな手段での注文のやり取りから、デジタルでの注文方法への移行は、サプライチェーンマネジメントの初期において、非常に重要な転換点でした。
例えば、FAXでの発注書による発注の場合、発注側の会社で人が発注書を作成し、印刷し、FAX機に番号を入力し送信し、受注側の会社で人が受信したFAXを取りに行き、受注内容を入力して、出荷指示をするというような処理の流れになります。
これがEDIだと、発注会社がパソコンに注文内容を入力し、データ送信し、受注会社がパソコン上で受注内容を確認する、という流れになり、人が何かを行う作業が格段に減っていることがわかります。
EDI化により、リアルタイムに発注情報を伝達できる、人が働いていない時間も処理が進むなどの省力化が進みました。
EDIは、1960年代から徐々に取り入れられていきましたが、1980年代でに国際的な標準規格(例えばUN/EDIFACT)が策定されたことで世界的に普及することになりました。異なる企業や国間での商取引データの交換が可能となったのです。
EDIの発達により、SCMのための一番基礎的な技術的なバックグラウンドが固められたと言えます。
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