SCM用語:MRP
MRPは、製造業において資材や部品の必要量を計算することです。
Material Requirements Planningの略で、資材所要量計画と訳されます。
製造に必要な原材料を、適正な在庫水準で必要な分だけを発注するために、必要量を計算します。
製品の生産計画数に、部品表(BOM)やレシピ数量をかけ、歩留まりや安全在庫を考慮し、所要量を計算します。
所要量としてまず気を付ける必要があるのが、いつまでの分を計算するかです。
一般的に、次回の発注が納品する日までの使用量に安全在庫を足すことが必要になります。
つまり、下記の3つの期間の所要量の合計を計算することが、MRPとして必要になってきます。
①発注リードタイム:発注してから納品するまでの期間
②納品サイクル:今回の発注が納品してから、次の納品が来るまでの期間
③安全在庫期間:次の納品が到着時点でどれだけの在庫余力をもたせるか
一般的に資材の所要量を計算する時には、かなり先までの生産計画が必要であるという点を意識する必要があります。
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