SCかMCか、それが問題だ
相変わらずNOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II VMの初期不良交換品を待っています。3月中旬になっても入荷予定は3月後半〜4月前半と一向に予定の範囲が変わらないので、そろそろ手に入るのか、もう1ヶ月弱待つ必要があるのかがはっきりせず、やきもきしながら日々過ごしています。
ところで、このNOKTONはコーティングがシングルコーティング(SC)とマルチコーティング(MC)の2種類から選択できます。
NOKTONは常用の50mmレンズとして使うつもりなので、元々はニュートラルな色再現をするというMC一択だろうと思い、MCを注文していました。そもそも注文時はSCは在庫切れだったということもあります。そんな中で、注文した店のページを眺めていたら、SCの在庫は少し前から復活していることに気付きました。MCの在庫がなかなか入荷しないので、試しにSCに交換とかできたりするんですかね〜と問い合わせてみたところ、交換したいならいいよとの回答をもらいました。早く触りたい気持ちもあるし、SCでも良いかもなと思いながら、改めてSCかMCかを考え出したが最後、SCもかなり魅力的に思えてきて、完全に迷いだしてしまいました...
Voigtländerのドイツの公式ページでは、SCとMCの違いがわかりやすい作例を見ることができます。
大きな違いは、逆光時のフレアやゴーストの出方にあるようです.MCは逆光に強いと言えますし、SCはオールドレンズ風のフレアやゴーストを楽しめるとも言えそうです。以下のページでも、SCとMCを比較した多くの作例を見ることができます。
フォトヨドバシの記事では、SCの方は色味がわずかに黄色寄りになるともありますが、上の作例をみた限りでは並べて比べてもパッとわかるような違いではなさそうに見えました。
ということで、どちらも良いところがあるので迷いに迷っています、という話でした。一応これを書いている今は、MCに気持ちが傾いています。オールドレンズ風味を楽しむならオールドレンズを買って楽しめばいいじゃん、せっかく現行レンズ買うなら現代的な写りを楽しめばいいじゃん、というお気持ちです。ちょうどMマウントの50mmレンズを多数比較している以下のレビュー記事を読んで、性能的にもNOKTON 50mm F1.5 IIはなかなか優秀であるとされているので、その優秀さを楽しもうと思っています。このレビュー記事、Summilux, Summicron, NOKTON F1.1, F1.2, F1.5 I, F1.5 II, Planar, C Sonnar, 7artisans F1.1, TTArtisan F1.4と、ライカ、コシナから中華レンズまでガッツリ詳細に比較していて読み応えがありました。
というわけで、特にオチはないですが、SC、MC、どちらにしようかな、という駄文でした。どちらにしても、早く手に入れて使ってみたいところです。