やってられなくはない

仕事も家も地域のあれも
文句ばっかり言われて感謝もされず
やってられへんな…と思っていた。

しかしよくよく考えてみると
やってられない
と言うほどではない。

仕事

上司から毎回毎回再三の資料の修正指示がきてアホらしなってきた。
ハイハイ、ハイハイわかったよ！
と思いながらやってるうちに
ほんまやってられへんな…
という思いが出てくる。

その次はだいたい
もう転職したろかな
とか。

けど、よう考えてみる。

ほんまにやってられへん仕事というのはどういうもんか。

これはやっぱ働いたのに給料が払われない、という仕事。
サービス残業とかがめっちゃ多いのもこれの派生型やけど、今の仕事はそんなことはない。
まぁまぁ家族を養っていくぐらいの給料は毎月ちゃんと払われている。

あと休みがない仕事。
拘束時間が長くて、家には寝に帰るだけとかもこの派生型。
これも、ちゃんと土日祝は休めてる。
晩ごはんは家族そろって食べれてるし、子供を風呂に入れれる。

上司に言われてんのも資料の修正であって
ち◯こ出せとか無茶苦茶なこと要求されるわけじゃないし、まぁええ。
やってられへんこともない

家

自営業やけど今は赤字で稼ぎなしの妻から
家事で小言を言われたりすると
ほんまやってられへんな…と思てくる（心狭くてすんまへん）。

ちょっと仕事のストレス溜まったときに
「もう仕事やめよかな〜」とか言うたら
「ほんな愚痴ばっか言うてんやったらはよやめぇえ！」とか言われたときには
「じゃかましわ！稼ぎもせんとなにぬかしとんな！」とか思う。

子供らもあれは嫌だこれは嫌だと。
はよむかえにこいやら、もうちょっと遊びたかったやら。

けど
まぁなんだかんだ仲良くやってるし
娘たちもかわいいし
ほんまにやってられへんってわけでもない

地域のあれ

マンション管理組合ね。
管理会社は値上げとかふざけたこと言う割に、ろくに仕事もせぇへんし。
他の理事の人は
「何でもはいはいって聞いてるから簡単に値上げとかいうて来るんじゃないですあ〜？」とかいうてきたり
ほんまやってられへんな。
管理人さんの部屋になんとかしてエアコンつけても
管理会社の担当が支払い遅れて施工業者からおれが文句言われるし。
まぁ金の関係やから
しゃあない。
嫌やったら管理会社変える権限があるポジションなんやから
やってられへんな、と思うからこそ管理会社変えたろ。
ざまぁみろクソふろんとが！

父親業の先輩として親父、じいちゃんのことを考えてみる

家庭で父親をやってきた人で参考になる人というと親父、じいちゃん

親父はおれと同じように会社員やって子供三人育てた。
親父の親父と母ちゃん、つまりおれにとっての祖父母もずっといっしょに暮らして面倒みたわけや。
親父が会社でどんな仕事をしてたかはほとんど知らんし
それもあってか親父に感謝など言うたことは一回もない。
そのせいか、最近はときどき
昔のしごとの業績的なことをぽろっと言うこともある。
ほんでもわえを含む子供ら三人は感謝の言葉など述べたことも今後述べるつもりもないだろう。
やってられへんな、と思うこともあったやろな。

じいちゃんは、戦争帰りなわけで
今どきの若者がキャンパスライフを謳歌するタイミングで
国から兵隊として中国に戦争に行ってこい
と言われていったわけや
時代の空気のなかで当たり前やったかもせんけど
帰ってきても別になんぞ見返りがあったわけでもない
やってられへんな、と思う毎日どころではなかったやろな。

そうやって
みなやってきとんやから
まぁなんだかんだ現代は現代のやってられへんな
と思うことに直面しつつ
やってられへんってほどでもないか
とかいうことをnoteに書きつつやってくしかないわ。