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【AWBの裏面約款🗽】航空運送状の作成や交付に関する国際的なルール🌏:貿易実務検定B級対策 No.21
今回は、航空運送状(AWB)に記載される
運送人の責任、およびAWBの作成や交付
に関する条約や規定について学習します!
具体的な内容としては
・ワルソー条約
・ヘーグ議定書
・モントリオール第四議定書
について確認していきます🛫
前回のお復習い💖
ワルソー条約(Warsaw Convention)🌟
航空会社の責任は、AWB裏面約款で
ワルソー条約に定められた責任に関する規定
に従うと定められています📝
なお、この条約はヘーグ議定書と
モントリオール第四議定書による改定
を受けて現在に至っているのです👍
ワルソー条約は、1929年にポーランドの
ワルソーで運送証券および航空会社の責任を
統一的に規制することを目的に締結された条約
であることを覚えておいてください🔖
日本も1953年に批准していますが、運送証券の
記載事項のほかに荷主や航空会社の責任範囲
権利・義務について定められていますので
航空運送の諸規則の要となっているのです🌟
ヘーグ議定書(改定ワルソー条約)📗
1955年、ワルソー条約の規定が締結以降の
国際航空運送の飛躍的な発達のより
実情にそぐわなくなったため採択されました!
これがヘーグ議定書(改定ワルソー条約)です。
なお、日本も1955年にこれを批准しています👍
特に、貨物の運送人の責任限度額を決める重量
について、ワルソー条約ではネット重量なのか
グロス重量なのか明確にしていませんでした👀
しかし、ヘーグ議定書(改定ワルソー条約)で
「グロス重量」を採用することになりました!
モントリオール第四議定書📑
ヘーグ議定書の貨物運送に関する部門を
改定するため、1975年に採択され
1988年に発効された議定書となります!
※日本では2000年5月に批准しています🗾
そして、日本から発着する航空貨物運送に
ついては、このモントリオール第四議定書に
よってヘーグ議定書が適用され
航空会社の責任が明確にされるのです✨
4つの免責事由
ヘーグ議定書には、特定の免責事由は
規定されていなかったのですが
モントリオール第四議定書によって責任の
厳格化と同時に免責事由が明記されました!
①貨物固有の瑕疵、性質に起因する損害
②航空会社以外の者によって行われた
梱包の欠陥に起因する損害
③戦争行為または武力行為に起因する損害
④貨物の輸出入、通過(中継・積替え)に
関連して取られた公的機関による貨物の処分
航空運送状の作成&交付📨
航空運送状の作成や交付の方法は
ワルソー条約(改訂版)の第5条から11条において
規定されており、今日でも国際的なルール
として定着しているのです📝
主な条文は、以下の通りです。
※詳細は、割愛させていただきます🙏
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第7条(1)では、荷送人が原本を3通作成し
貨物と共に交付しなければならないと
規定していることがわかりますね👀
第7条(2)では、原本1は"for the carrier"
すなわち「運送人用」で荷送人が
署名することとなっています。
原本2は"for the consignee"
すなわち「荷受人用」で
荷送人と運送人が署名し、原本2は
貨物と共に送付されることになります📦
そして、この3通目には国際航空貨物約款
の一部が印刷されているのです📝
加えて、学習の通りですが、運送人が
荷送人の請求によりAWBを作成した際は
荷送人に代わって作成したとみなし
航空運送状に記載された貨物の内容に
ついても荷送人に責任があるとしています👀
本日のアウトプットはここまでとします!
・ワルソー条約
・ヘーグ議定書(改定ワルソー条約)
・モントリオール第四議定書
等についてご理解いただけたでしょうか??
次回は、航空運賃というテーマについて
一緒に学習していくことにしましょう💖
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