Cポンの評判が怪しい?アフィリエイトや権利収入の勧誘には注意
あなた香港発の決済サービス「Cポン」をご存知でしょうか?
これから間違いなく日本で流行るだろうと巷で噂されているサービスです。
10月から各メディアでのプレスリリースも始まるみたいですが、ちょっとその前に・・・。
Cポンって一体どんなサービスなの?
海外のサービスだけど大丈夫なの?
Cポンで稼げるって本当なの?
といった疑問も湧いてきているのではないでしょうか?
そこでこの記事では、Cポンのサービスや仕組み、実際に稼げるのかなどに迫っていきたいと思います。
なお、私自身のプロフィールはざっくりこんな感じです。
ブロガー歴9年目の匿名フリーランスで、普段はいろいろなビジネスや副業を研究しています。
そんな私から見て「稼げる」と言われているCポンはどうなのか、独自の見解を交えながらお伝えしていきますね。
気になった方はぜひ最後まで読んでいてください^^
■香港発の決済サービス「Cポン」の仕組み
まず、Cポンは香港発の決済サービスで、言うならばペイペイや楽天ペイのようなものですね。
Cポンに加盟しているお店で簡単に決済ができるようになっています。
運営している会社は「KOC・JAPAN 株式会社」で代表取締役は清水淳司さんという方が務めているようです。
KOC・JAPANなので日本の支社という感じでしょうか?
資本金は1億円あるのでかなりの資金を持っている企業だということがわかりますね。
本社所在地
〒104-0061 東京都中央区銀座6-16-3 東京真珠ビル4階
関西本部所在地
〒530-0015 大阪府北区中崎西1-8-24 アインズ中崎 901
で、「加盟店で気軽に決済ができる」であれば、ペイペイや楽天ペイとさほど変わらないサービスと言いますか、むしろ使える範囲の広いメジャーな決済サービスで十分ですよね。
しかし、このCポン最大の特徴というのは、加盟店にて決済すると“いつでも20%OFF”というところです。
これは面白い仕組みですよね^^
ただ実際のところすき家やマクドナルドなど、普段使いしそうな店舗は今のところ加盟店には入っていないようです。
現状飲食店を見ると居酒屋や高級店が多いように見え、お店によってはクーポンが使えるメニューが限定されていたりもするので、その辺りの使い勝手は気になるところですね。
なお、Cポンの仕組みを一言で表すなら「広告モデルが導入された決済サービス」という感じです。
こちらの画像がわかりやすかったので引用しますね。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000058501.html
①Cポンの運営が加盟店にてクーポンを発行
②Cポンの運営が各メディアを通じて広告宣伝する
③ユーザーは加盟店のサービスが2割引となる
要するに、加盟店はクーポンを発行することで広告宣伝が受けられるということですね。
そして、利用されたクーポンの手数料を後日運営元に支払う形となっていて「完全成果報酬型の仕組み」となっています。
つまり、加盟店としては余計な広告費をかけずに、対価の分だけ広告費を支払えば良いということで、なおかつユーザーは2割引でサービスを受けられる仕組みです。
これが実際に成立して継続すれば、かなり面白いシステムにはなりそうですよね^^
また、もう1点気になるのが「広告代理店も募集している」というところです。
Cポンはサービスを紹介してくれるインフルエンサーを募集していて、紹介者に対して報酬を支払うシステムも導入しています。
これによりさっそくインフルエンサーの勧誘も始まっているようですが「Cポンはビジネスとして稼げるのか」ここが今回のメインテーマですね。
■Cポンインフルエンサーで代理店として稼げる報酬システム
Cポンでは「Cポン、加盟店、ユーザー」の三者間の仕組みとは別に「代理店システム」も導入しています。
それがこちらの「Cポンインフルエンサー」です。
Cポン自体、ペイペイや楽天ペイ、LINEペイのように日本で認知された企業の決済サービスではなく、日本では無名の企業が提供する決済サービスですよね。
そのためまずは「認知」というところから始める必要があるため、今回インフルエンサーを代理店として募集しているのだと思います。
結局加盟店が増えるかどうかは利用者がどれだけいるかにもよるので、インフルエンサーを使って拡散することが目的なのでしょう。
ただその際に当然タダでは動いてはくれないので「報酬システム」を導入しているわけですね。
具体的には、
・1人の紹介につき500円分のCポンがもらえる
・紹介者がCポンを利用するたびにお支払いの3%が報酬になる
・紹介者が100人を超えると報酬が5%になる
といった報酬形態になっています。
たしかにこれなら紹介者もやる気になって動きそうですね。
ただここで1つ注意しないといけないのは、これって「権利収入(MLM)」の仕組みにもなっているんですよね。
■Cポンのアフィリエイトや権利収入(MLM)の勧誘には注意を
権利収入(MLM)の仕組みになっているとなぜ注意しないといけないのか?
それは「Cポンに登録すると稼げますよ~」と言って勧誘する人がいるからです。
これってあなたを紹介した報酬やあなたの支払いに応じた報酬を狙っているだけなんですよ。
実際にこういう感じで勧誘している人もいて、
人によっては、
・Cポンで初月から稼ぐ方法
・Cポンで簡単に稼ぐ方法
・Cポンで月収うん百万稼ぐ方法
・Cポンの攻略方法
といった勧誘をする人も今後出てくるでしょう。
場合によってはこれらを利用して「高額コンサル」でお金儲けをする人も出てきます。
ただその中身も大体「SNSに投稿しよう」なんていう中身の薄いものだったりしますからね(^^;
なお、私自身お金を取って稼ぎ方を教えること自体には反対ではありません。
しかし、その中身は重要ですよね。
例えば、今回のようなものだとまだ出てきたばかりの新しいサービスで、今後どうなるかも不透明ですよね。
1年後には消えているかもしれません。
新しいサービスって流行り廃りも早くて、すぐに稼げなくなってしまうことも多いです。
ただ勧誘には持って来いで「先行者利益を得られる」と良いことだけを伝えて勧誘する人もいます。
でもそういう人って大体、先のことは考えずに自分の目の前の利益しか見ていないんですね。
なので、もし1年後に廃れれば、何事もなかったように消えて、音信不通になるってこともあるので気を付けてください。
また、今回の報酬システムには「権利収入」が導入されていて、MLMのような仕組みになっています。
MLMとは「マルチ商法」とも言われますが、ざっくりとこんな仕組みです。
「マルチ商法」とは、販売員が他の販売員を次々と組織に加盟させ、多階層組織による商品販売を行うもので、新しい販売員を組織に加盟させた場合などに、リクルート料の授受が組織内部の販売員間でなされるものです。
引用元:https://www.frantech.biz/15252478243969
そしてこのマルチ商法なんですが、国からも注意喚起の声が上がっているビジネスモデルになります。
引用元:https://www.caa.go.jp/publication/pamphlet/pdf/120712pamph.pdf
つまり、それだけトラブルの多いビジネスだということですね。
なお、私自身このマルチ商法自体は合法なので特に問題はないと思っていますが、
・1つの商品やサービスに依存しすぎている
・紹介者が使ったお金が継続的に流れる
といった点で、私自身はちょっとこのビジネスには手を出したくないかなとは思いますね。
アフィリエイトのように、いろんな商品やサービスが紹介できるならまだ良いですが、権利収入の場合は商品も限られますからね。
そして、その商品やサービスが終了になった時点で収入も止まってしまうのでリスクが高く、それしか紹介できないというのも本質的ではないかなと思います。
マルチ商法の仕組みを取り入れているビジネスで、今まで良い評判だったものは耳にしたことがないので、くれぐれもビジネス勧誘には気を付けて頂ければと思います。
サービス自体を利用するのは全然ありだと思います!
■Cポンインフルエンサーになる不安要素
Cポンインフルエンサーの代理店が募集されていますが、いくつか不安要素もあるので押さえておいて損はないと思います。
1.Cポンだけに依存するのは危険
今後「Cポンで稼ぎましょう」といった勧誘が増えてくると思いますが、Cポンのサービスしか紹介できないのはビジネス的にもスキル的にも向上が見られないと思った方が良いでしょう。
例えば、すでにいろいろな商材を取り扱っているインフルエンサーが、商材の1つにCポンを取り入れるならわかりますが、これしか紹介できないとなると先ほども説明したようにサービスが消えた時点で収入が止まるリスクがあります。
さらにCポンのサービスしか紹介できないスキルでは、Cポンが無くなった時に他の商材に切り替えられないからですね。
なので、もし今後長期的に稼いでいきたいと思うのであれば、いろいろな商材を売れるようなスキルを身に付けた方が良いです。
おそらく、ビジネスの勧誘は「Cポンに特化した稼ぎ方」が多いと思うので。
もちろん、一時的にでも稼げればそれで満足という方はありだと思いますが。
2.発信力や影響力がないと厳しい
インフルエンサーと呼び掛けているように、当然ながら発信力や影響力がなければ紹介者を増やすことができません。
結局SNSの発信って反応してもらえる人は限られていて、誰でも簡単に結果を出せるものではないんです。
一方でブログのような発信媒体であれば、私のように”無名”でも記事を読んでもらえることはできるので、敷居としてはブログの方が低いと言えます。
ここで気を付けたいのは「SNSで簡単な投稿をするだけで稼げます」という勧誘ですね。
SNSの世界は見ていればわかると思いますが、そんなに簡単、かつ単純なものではないので、そうした勧誘をする者には気を付けた方が良いと思います。
3.Cポンビジネスに利用される
Cポンビジネスに利用されるというのは「Cポンで稼ぐ方法教えます」と言って、あなたからの紹介報酬や権利収入を狙っている人がいるということですね。
Cポン自体のサービスではなくお金で釣ってくる人は、表向きにはあなたの収入を手助けしてくれているように見えても、裏向きには大抵自分の権利収入のためにやっているだけなので気を付けた方が良いと思います。
これはグルメが安くとかエステが安くなるというよりも「お金を稼ぎたい」という方が反応が取れるとわかっていてやっているので、そこに乗っかって変な方向に進まないことだけは気を付けてください。
もちろんこのビジネスの仕組みを理解した上でそこに乗っかるというのはありだと思いますが。
■結論:サービスの仕組みは面白いけど報酬システムを利用した悪徳ビジネスも流行りそう
ということで、今回は香港発の決済サービス「Cポン」を取り上げましたが、いかがだったでしょうか?
まだまだ加盟店も少なくこれからメディアに露出していくサービスですが、その仕組み自体は非常に面白いと思いました。
・お店は成果報酬型で広告宣伝ができ無駄な費用を使わなくて良い
・ユーザーは加盟店で20%OFFでサービスを受けられる
消費者側からするとメリットしかありませんよね^^
ただ1点気になったのはその報酬システムで、マルチ商法のような権利収入を取り入れていて、それを利用したビジネス勧誘も流行りそうです。
中には高額コンサルの案内や自分の権利収入のためだけにビジネス勧誘を行う人も出てきそうなので、そうなってしまうとせっかくのサービスも拡散されずに終わってしまうのかなという懸念はあります。
いずれにしても、その報酬システムを利用するもしないも、第三者に利用されるもされないも「自己責任」だと思うので、くれぐれも仕組みをよく理解した上で損のない選択をしてくださいね。
なお、Cポンしか紹介できないアフィリエイトや権利収入ビジネスではなく、いろいろなモノを売れる「本質的なスキル」を身に付けたいという方には、下記のような講座をおすすめします。
昨今はたくさんの副業が出回っていますが、その中でも私がおすすめするのは「ブログ」です。
今回Cポンで募集されている「インフルエンサー」は、どうしても知名度や影響力、発信力といったところが必要になってくるので、一般人にはなかなか厳しいです。
しかし「ブログ」であれば私を見て頂ければわかるように、無名でもやっていけますから、もしビジネスや副業に興味を持っていて、本質的なスキルを身に付けたい方がいましたらご相談頂ければと思います。