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視点 / 角度

先日、一枚の画像をいただいた。

この写真は、出張で日光にいらしたゲストが宿泊先で撮ったもの。
5月のよく晴れた日。東武日光駅前から社寺にかけての大通り(メインストリート)と、門前町の向こうに日光連山のスカイラインが美しい。
その山並みも、遠く雄大なものから、近い里山までのグラデーションがある。
そして、それらに抱かれるように我々の「まち」や「暮らし」がある。

普段の暮らしの中で私が見ているこのまちの風景とはまた違う視点からの写真。
そういえば、大通りの拡幅事業がはじまって今年で20年になるが、この風景で進捗や景観を確認したことは無かった。

自分は地元のプレイヤーであるけど、コンサルの経験もあるので、客観を大切にしている「つもり」ではあったけれど。だが、しかし。

そんな新鮮さや驚きと同時に、逆算的にどこに重点を置くべきかもわかってくる。
これについては、だいぶ長くなるのでまた別の機会に。
でも、掻い摘むと、景観は総体で考えねばならないのは当然だけど中でも最重要はグランドラインのビューであること。そこに還ってくるのだ。

それから、来訪者や観光客の“視点”は、住民がいくら客観を意識してもそれを超えないこともあるだろうな、と再確認できる。

ハッとする瞬間を大切に、しかし、なるべくハッとしないように適度に構えていなねばなとも思う。

まちづくりも景観づくりも、1日にして成らず、である。(何度こう書いているだろうか)

NPO法人日光門前まちづくりnote部 | 岡井 健(世話人)

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