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"オーガニック"について最近考えていること
ドブリーデン。プラハの坂巻有貴です。
この1年ほど、オーガニック先進国であるお隣の国ドイツ発のオンライン講座で、オーガニック専門家の資格取得のための勉強をしています。
その中で、最近改めて腑に落ちたことを共有したいです。
私のオーガニックの師匠、レムケなつこさんが、オーガニックセクターの国連”IFORM(国際有機農業運動連盟)”から受けたインタビューの抜粋版。(なつこさんは、IFORMの欧州本部のリーダシップコースに日本人初抜擢され、その修了時のインタビュー)1分ちょっとなので、見てみてください。
・土の世話をすれば、土が人類を救ってくれる
・オーガニックや認証という小さな枠を超えて考え、行動する必要がある
この2点は、私のプロジェクト ”ケの日商店” と日本で関わってくださっていた、優しさに溢れる農家さんにまさに当てはまるんです。
土と作物の力をサポートするようにもの作りをされている農家さんは、必ずしもそれを大きな規模でできるとは限らないし、結構な資金を投じて”オーガニック認証”を取得することへのメリットがあまりない方が多くいらっしゃいました。
しかし、育て方や思い、そして味に、何度感動したことか。
しかしながら、認証を取っていないので、”オーガニック”、”有機”とは表記できないのが現実。
今でも、平野さんの人参が食べたい、とか めぶきさんの枝豆に恋い焦がれたりすることもしばしば。
秋にほんの短い期間しか食べられないこの枝豆、もうほんとに最高なんですよ。
娘も先日、急遽一時帰国が決まって、日本食の話をしていたときには、甘酒飲めるかなぁ?と山燕庵さんの玄米がユメヲミタを飲めるのを楽しみにしていたくらい。
玄米の香ばしさと麹で醸された甘みが、すごく美味しくて、身体にもやさしい最高な甘酒。甘みづけの調味料にもなるよ。
このような農家さんこそ日本の財産だし、みんなでサポートし続けて行くべきだと思い、日本で活動していました。
(欧州に比べ、日本は湿度が高く、地形的にも大規模に農地を取りづらかったりもするんじゃないかな)
資格講座の中では、オーガニック認証の基準や歴史なども学び、オーガニックは、自然、動物、人間みんなが幸せになれる素晴らしい仕組みなんだということは、理解しているし、もっと広まるべきだと考えてはいます。
それと同時に、オーガニック以外の持続可能な農業と手を取り合いながら広がって行くのが理想。改めて腑に落ちました。
実は、チェコにもそんな農家さんが結構いたり、それはもうすごく美味しいナチュールワインのワイナリーがあったりするのです。
夏休みは車でそんなところを周りたいなと思っています。
ではまた
(出典:ドイツ有限会社オーガニックビジネス研究所−IOB オーガニック専門家資格講座)