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南モラビアのオーガニックラベンダー畑

ドブリーデン。プラハの坂巻有貴です。

数少ない三連休があったので、チェコの南モラビア(オーストリアとの国境近く)まで車で小旅行をしてきました。

目的地は
・オーガニックのラベンダー畑
・オーガニックのハーブ製品を扱うSonnentor(ゾネントア)の工場、ファクトリーショップ
・チェコの伝統工芸藍染工房のある町のモラビア野外民族博物館


南モラビアの景色といえば、日本で例えると北海道の美瑛のような、広大ななだらかな丘。春は黄色の菜の花の絨毯、初夏は緑の大草原、ただただ広く、スケールの広さにいつも圧倒されます。
(日本ではあまり知られていませんが、モラビアはワインの有名な産地で、白ワインもとびきり美味しいのです。)

今回はラベンダー農園、Lavandia を紹介します。

欧州のオーガニック認証マークを取得していますが、
それを彼らはただ、
「おじいちゃんやおばあちゃんがずっとやっていた、農薬や化学肥料を使わない方法で農園をやっているんだよ。」と。

農園が始まったのは2014年とまだ若いですが、この土地の風景、伝統をリスペクトし、自分たちがこの地域と自然の一部だということをとても大切にしている、思いと優しさに溢れた農園です。



広い丘の斜面にある農園へは、駐車場から1km少し、とうもろこし畑?の隙間を歩いて向かいます。農園から帰ってくる人たちの手にあるラベンダーがすれ違うたびにふわっと香って癒されながら。

オーガニック専門家資格取得のために勉強しているのですが、この隣の畑とかも農薬使っていないのかしら。日本で有機野菜に関わっていた時には、近隣農家から有機農家への農薬の飛散で出荷取り消しになったこともあり、気になります。

EUの基準について学び直して、わからなければスクールで質問してきます。

ラベンダーは農園の指定された場所から自分で摘むことができ、量り売りで購入できます。(要入場料)ただ、雨が続くと農園は閉まるそうなので、訪問の際は、事前にHPをチェックするか、メールで確認を。



素晴らしい景色と香りに包まれながら、素敵な思いを持った農園での時間は、何かと縮こまりがちな身体を緩めるいい機会になりました。



(出典:ドイツ有限会社オーガニックビジネス研究所−IOB オーガニック専門家資格講座)

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