【どっちが主体?】音楽性&表現力セッション
オペラやミュージカルなどに対応した劇場では、舞台と客席の間にオーケストラ・ピット(オケピ/orchestra pit)が設けられています。
オケピとはオーケストラ(楽団)のピット(場所)の意味で、観客席からは見えないよう舞台面から下がっています。
モスクワのBOLSHOI劇場(胡桃割り人形公演時)
演奏家が舞台のセンターに飾れられるようになったのは比較的新しく、舞台上のアクター・シンガー・ダンサーを引き立てる縁の下の力持ち的な存在でした。オケピであれ舞台の後ろであれ、『伴奏者』という立場的に、演奏家は舞台上の表現者の為に演奏するものです。
1つ目の動画は同じ演目で異なったキャストの動画を比較しています。長いので最初のヴァリエーションだけ視てください。
録画された楽曲ならきちんと振りの比較をが可能ですが、生演奏の場合は違ってきます。実際に舞台等を見た方なら気づくと思いますが、同じ演目でも指揮者はキャストによってスピート・テンポ・間の取り方など微妙に変えて演奏をまとめているので、メインキャストごとの譜面等が必要になってくると思われます。なので、上の動画も実際の演奏が別なので、右下の動画の方をメインに切って決め音のタイミングを調整しています。
また、ミュージカルなどではアクターと指揮者が『アイコンタクト』でタイミングを調整することも珍しいことではありません。現在は録画された楽曲であってもオペレターが速度やタイミングや間の調整もしているのかもしれません。
演奏家が舞台のセンターに飾れられるようになったのは最初からではなく、 レコードやラジオ等の発達で音源の流通が起きて『録画音源』が大きなビジネスとなった結果、それまで裏方だった演奏家がステージで『スポットが当たる人々』となって、今に至ります。
その舞台が演奏家の公演なら、アクターもシンガーもダンサーもアシストです。演出や振付はその前提で構築するのが自然です。
その舞台がダンサーの公演なら、アクターもシンガーも演奏家もアシストです。ダンサーの為に歌い、演奏します。
アクター・シンガー・ダンサー・演奏家が舞台に上がったことで、舞台の交通整理が必要となり、オーディエンスが混乱しない為にも、その場面の設定&構成が大切になります。
ダンサーが主体の舞台なのに、一番良いポイントをスルーしてしまうのも勿体ない事です。また、演奏家の為に踊るなら、盛り上がりの部分で演奏家と被らない様なフロアワークも必要になってきますし、演奏を「聴かせるパート」でダンサーが目立つよう動くのもマネージメントしなければなりせん。振付ありきでも譜面ありきでもないのです。
音楽性(ミュージカリティー)セッションでは、単にオーケストラや決まった曲を『こう踊りなさい』などとパターンだけを学ぶのではなく、作曲家・演奏家の意図を汲み取れるよう、様々な角度から音楽性を理解して自身の踊りに繋げられるようなセッションを実施しています。
【引用動画】
Sleeping Beauty Pdd Act III - Svetlana Zakharova & David Hallberg Olga Sminova & Semyon Chudin
https://youtu.be/2FJyGb10jFI
Tango. Champions 2018. Los Mareados. Dmitry Vasin and Sagdiana Hamzina with “Solo Tango Orquesta”.
https://youtu.be/Wp_lr86nsiU
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