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【ピアソラは踊れないの?】音楽性セッション

【ピアソラは踊れないの?】音楽性セッション

 ピアソラの曲が「踊りにくい」と言われることがある。その理由として、ジャズ等の要素を含んだ新しいタンゴ(ヌエボ)な音楽だから」と言われることが多いが、それが一番の理由ではないと思う。
何故ならちゃんと音を聴いて踊れば、必ずしも踊りにくくないから。
 彼の曲にはそれまでのタンゴとは違う1つの特徴があるからで、簡単に一文にすると、

『リフやサビのフレーズが❰一拍目から始まらない❱』から。

 それまでのタンゴは、強拍に乗せる強くはっきりしたリズムが特徴であった。なので、リフなどの始まりが、(ほぼ)1拍目強拍にある体で踊っていた。
 しかし、動画の譜面を見れば一目瞭然だが、『1拍目強迫に音がない』。リフの最初の音にカウントを合わせて踊るとズレてしまいます。おそらく『踊れない』と言われる原因はこれでしょう。

 解決方法としては
・リーダーが休符をしっかり取って、フォロアーにリフの初音符を踏ませる。
・リーダー&フォロアーが休符をしっかり取る(抜く)。
 どちらかで踊れば決して踊りにくくはないはず。

 演奏によってはその辺りを"ぼかして"アレンジ(編曲)された演奏も多い(特にクラシック系)ので惑わされないように。
 また、それまでのタンゴ、例えばカナロの曲でも、曲によってはサビのリフが一拍裏拍から始まる曲があるので、実際は特殊な訳ではなく頻度の問題なのだが。

音楽性(ミュージカリティー)セッションでは、単にオーケストラや決まった曲を『こう踊りなさい』などとパターンだけを学ぶのではなく、作曲家・演奏家の意図を汲み取れるよう、様々な角度から音楽性を理解して自身の踊りに繋げられるようなセッションを実施しています。

動画 piano sheet music Liber tango Astor Piazzolla piano
https://youtu.be/TdhpHizNtqY

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Kenny 有賀(Effortless Tango Contemporary)
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