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2024.8.15

夏ですね。

鳥取に帰っていました。
気持ちが冷めないうちに文章にしておかないと損な気がしてnoteを開きました。

1日目のお昼は妹家族とごはん。何度会ってもかわいいな。
昼食後、かろいちで生牡蠣を食べる。
これは絶対に外せない儀式みたいなもの。
体内が浄化されるような美味さ。細胞が喜んでいるのを感じる。
やっぱり僕には田後の血が流れているんだな。


向かいは生牡蠣博士

その後、ホテルにチェックインして、ロビーでオリンピックマラソンを見る。1時間くらい経っていただろうか、外に出ると夕方の風が心地よかった。まだ少し時間があるので、昔通っていたカフェに行くことにした。

長屋を改装したそのお店は20年以上経っても変わらない佇まいで、2階に上がると、当時と同じ椅子が僕を待っていた。こいつも20年ここでがんばっていたんだなー擦り切れた生地がそれを物語っていた。いつもはチャイを飲んでたなとか、閉店間際まで海辺のカフカを読んでたなとか、そんなことを思ってるうちに約束の18時が近づいてきたので、店を後にした。

カウンターで待っていた親父はしっかり歳を取っていた。
なにせ10年ぶり。前に会ったときはなにをしゃべったかすら覚えていない。
ずっと心の中に引っかかっていた。ずっと親父が許せないでいた。もう一生会うこともないだろうと。自分が意地を張っているだけじゃないか?という気持ちは、歳をとったせいか大きくなり、親父に会ってみたくなった。

ビールの味はちゃんとする。緊張していた自分はどこにいった?
言葉はいつも通り出てきて、会話をしている。
僕は聞きたかった。僕の知らない母のことを。どうやって出会ったのか、僕が生まれるまでのこと。生まれてからのこと。親父の記憶と一致する思い出もあればそうでないものもあった。あっという間だった。2軒目に向かったのは親父の昔なじみのスナック。そこからさらに2軒スナック。もう後半は会話という会話はしていない笑。帰り際に握手して別れた。


体が反応してつい写真を撮ってしまった店名

ホテルまでの帰り道、心の中でお母さんに報告した。なんか泣いていた。
親父を許せたことで、自分を許せたような感覚だった。

会いたいと思ったときは、会いに行く。行動してよかった。

翌日は高校の大規模なOB会へ。
その話はまた気が向いたら書きます。


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