ポスト・マテリアリズム社会の到来 〜自己変容プロセスの内部構造化〜
写真は、即位の礼の翌日の皇居。即位の礼も終わり、直後に虹がでたり、富士山に初雪戴冠や荘厳な雲が出たりとおめでたさと同時にいよいよ、時代が変わりますね。
近代史に80年周期があるのではというお話を聞いたことがある方もおられると思います。NHKで韋駄天がやっておりますが、80年前の1940年は、幻の東京オリンピックの年でした。魚は、水の中を泳いでいると気づきませんが、のちに歴史を振り返ると、現代も大きな転換期であることに気づくように思います。
時代の変わり目に合わせ、政治も経済もやはり次の時代に向けて動いているように思います。力の構造の序列そのままに、権威が動き、権力が動き、経済が動き、私たちは、通常そうした構造を意識することもなく歴史上も翻弄されてきました。しかし、集団としての洞察レベルが上がってきた結果、準備を始める人たちもいます。当然、私たちも時代に合わせて、変容せねばならないでしょう。
変容というものは、全員が一斉にするものではなく、気づいた方から順に時代に合わせて変化していくものだと考えます。そこには、梅が咲き、桜が咲くように、適切な自然の順序があります。時代に先駆けることが、本来の役割でない人もいますし、自然に、それぞれのまま、で良いかと思います。
ただ、仮に私たちがあまりに旧来の社会システムに強固に組み込まれていると、本来持っていた気づく「感性」そのものが鈍っていたならどうでしょう。その結果、古くなった構造と一体化してしているがゆえに、適切なタイミングを見失うことが多くなっているなら、野生的な自分、最高に感度の高い自分なら感じれることまでは、感じる能力を取り戻すべきでしょう。
万が一、本来いるべき場所にいない(そのことは、自らの深い感性が知らせてくれるが、それを言語化して意識にあげることをブロックする働きが意識には現状維持機能として、ある)ゆえに、ストレスや息苦しさにつながっているなら尚更です。それは、まさに、生命エネルギー、その人間のポテンシャルエネルギーが、それぞれの中で死蔵された状態です。これは、個人にとって不幸なだけでなく、社会的にも大きな損失です。そのように思うと、多くの方々と、腹を割って話せば話すほど、やはり、ポテンシャルエネルギーを解放できず、苦しんでいる(苦しんでいる自覚が足りないため、意味の薄い笑顔を貼り付けてしまう。)生きている方々が多いようにも思います。
この生命エネルギーを解き放つことこそが、ポストマテリアリズムの時代に社会において、一人一人にとって必要なリテラシーだと思うようになりました。ポスト・マテリアリズムとは、「意識の時代」「心の時代」の始まりということになるでしょう。このことは、またも逆輸入で、セルフ・アウェアネスという言葉で広がりつつありますが、こうした人が増えなければ、社会は大きく混迷していくと思います。私が、考える、未来への現時点での対応は
・軸となる学び・型を押さえる
・その訓練を続ける
・仲間をもつ
です。WaLaの哲学がその一助となればと思っております。
2020年を迎える前に、こうした内省の時間をもてる皆さまは、ご先祖の徳のようなものに守られておられるのでしょう。
一方で、内省は、じゃあ、内省しようと思ってできる方は極めて少ないのが現実です。私たちは、あまりに与えられた問いに答えることに最適化してしまい、自ら、「自分の存在意義」のような哲学的な問いを問うことへの経験が大きく不足しているからです。内省は、自己肯定や通常思考と逆の働きです。よって、心理的な安全性が担保された場で、適切な知識、対話、を基になされなければ、深い内省には至れないでしょう。
そんなことから、内省の型を習得するための場として、はたらく意味のアカデミア「WaLaの哲学」を、2019年4月から始めました。0期、1期、2期とこれまで実施してきましたが、多くの方が、自らの深い部分と自分自身でつながるための型を身につけ、力強くこの変化の激しい時代を乗り切るための力を内奥から引き出されています。昨日も、2期生が、プログラムの真ん中に行う臨死体験を通じ、生の意味、大切なものの整理とともに、内省の準備に入りはじめました。
2020年より、いよいよ第3期を募集します。
10/29日19:30を皮切りに4回オリエンテーション【無料】を実施しますので、少しピンと来たなら、ぜひご参加ください!
オリエンテーションだけでも、きっと気づきが多いと思います。
・10/29(火)19:30~21:00
・11/13(水)19:30~21:00
・11/25(月)19:30~21:00
・12/11(水)19:30~21:00
場所:住友不動産御成門タワー9階(SibaZiba内)
一人でも多くの方々が、深い自己とつながり、そして新しい世界の担い手となり、また、そうした仲間と繋がっていくことができる場を広げていきたいと考えています。
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