資本主義の再定義という挑戦
さあ、みんな、木を見て森を見ないのはやめて!森が燃えてるよ!火事になってるよ!「資本主義の再構築という挑戦」そろそろ取りかからないと、森の動物(つまりあなたも私も)死んじゃうよ!」
ある面、この30年程度「絶対正義」として君臨してきた資本主義の再構築は、21世紀、我々人類にとって、最も大きな課題の一つでしょう。
・16~17世紀の市民革命以降、私有財産制が拡大
・20世紀の二つの大戦
・自由重視の平等:西側諸国 VS 平等に重視の管理社会:社会主義
・1989 ベルリンの壁崩壊、その後のソ連の崩壊以降、冷戦集結
の結果、西側諸国の勝利となり、それまで続いてきた、権力の分散は私有財産制を制約なく拡大する方向に進んだ。
その後「絶対正義」のように広がった資本主義(自由主義)とグローバリズム。「自由」という価値は「平等」を基盤とする民主主義の後押しを受けて、どこまでも押し広げられた。
その結果、我々が目にする社会(森)の病理(火事)は、
・巨大な経済的不平等(上位8人=35億人)
・地球環境問題
・自国主義を唱える国家(反グローバリズム)
・自由をエゴと同レベルで捉える個人が溢れる社会への不安
これらが潜在的に影響しているのか、先進国では高齢化と人口減少が急速に進む社会となってしまった。
森の前提、土壌となっている
「自由と平等という概念をどのように扱うか」
自由と平等という普遍的価値が綱引きする際に、最適なバランスを求めるには別の直行する軸(価値)が必要だろう。それは、フランス革命の中に忘れられた「博愛精神」だろう。博愛と言うとややこしいなら、現代的に言うと、Harmony(調和)と捉えるほうが、ノイズが少ないかもしれない。
One Planet
One Earth
One People
One Love
これを、ロックコンサートで興奮と共に唱え、憂さ晴らしして日常に戻るのではなく、日常のどちらかと言うと静謐気持ちの中で、「自分の中」でどれだけこうした想いを人々が育めるか。
「私たちは一人であるが、一つでもある。」
こうした、洗練された感覚を持つ人をどれだけ増やせるか。21世紀の人類の、つまり私たち一人ひとりの挑戦だ。上位10人に満たない人間の富が、下位35億人の富と同じかそれ以上であるという格差の拡大に至り、考えざるを得ないのは皆感じてると思いますが、ここは「集合意識の発展」が必要な局面ですね。ゲーム理論ではないですが、一人で行動すると前のルールの中では不利になる可能性がある。そんなことはモノともしない「行動する人間」が必要なのはもちろんですが、その彼らの活動が広がっていくことなくしては無駄死にとなってしまう。やはり、皆の意識の変革が必要な問題です。
一方でチャンスは来ているとも感じます。
それは、「ポストマテリアリズム」の感覚です。先進国では、基本的物質的欲求がかなり高い水準で平準化しつつあり、これ以上モノを増やしても幸せにならないと言う感覚のシェアは確実に広がっている。一方で、そのさきにどこに行けばいいのかわからないことから来る
「スピリチュアル・エンプティネス」も課題である。
これに、自国主義は、グローバリズムへのカウンターとして、起きている。
すでに起きており、皆が感じている
・ポスト・グローバリズム
・ポスト・マテリアリズム
・スピリチュアル・エンプティネス
と言う問いの原因を少し深く考え、その流れを活かして、より高い次元で、自由と平等を調和させるバランスを構築すべきなのだ。(その際、ポストグローバリズムを経た上での、何らかのユニバーサリズムが必要なのは言うまでもない。)
こうした動きを、総称して
「ポスト・キャピタリズム」
と呼ぶべきだろう。
明快な答えがあるわけではないが、感じることはできる。兆しはあると。日本人としての物語を少し大きく考えると
2020年代
令和
と言う時代を、そう言う時代にするために、命を使いたい。
コンサート会場ではなく、日常の中で、静かにしかし伝わる声で、
One Planet
One Earth
One People
One Love
を実現したい。真っ直ぐに、次の世代に自信を持って渡せる社会を作るために、今を生きたい。勇気をいただけるのは、こうした発言に関心を持って、賛同してくださる人がいることだ。(♡押していただけると、励みになります!)
20年前は、「青臭いこと言ってないで大人になれ」的なことをよく言われました。大人になりましたが、一層元気に言っとります。笑。若い時は、反発し、多少思い切った行動をしたがそうしたやり方では突破できなかった。ただ、時空間は猶予を与えてくれて、心身共に成長する時間をくれました。そして、もう一度、同じメッセージを言っています。
言葉を変えて、手法を変えて、経験を伴い、確信を持って。
One Love だと。Creativityはそのための力だ。
もし上記がピンとこなくても難しいことではない。視点を学べばいいだけだ。その視点、そこから来る行為、そのフィードバックがあなたを、自分自身の、しかしまだ気づいていない病理、森の緩慢な死(スピリチュアルエンプティネス)から救うと思う。その次元では、マテリアルは幻想だ。所有権も幻想だ。死後、持っていけるものは何もない。
次元を上げても伴うもの。そうした共に生きることがスタンダードになる時代。皆が、ジェダイになる時代。
May the force be with you.
が挨拶となる時代へ。
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「自分とは一体何者なのか?」
「この世界はどういった場所と考えるべきか?」
万物の奥にある力を学ぶことで、より大きな力を捉えられるでしょう。
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