歴史をサイクルで見る味方から、今年が大きな転換点という話をさまざまな場面で見聞きします。
ジョージ・フリードマン『2020‐2030アメリカ大分断 危機の地政学』
レイ・ダリオ 『the Changing World order』
ウィリアム・ストラウス『フォース・ターニング』
大きな物語に巻き込まれ心がざわつく。変革期の数年はそんなことが続くのかもしれません。
そういう時こそ心がけることは、自分の内にあるHidden Storyを見つめられるかではないかと考えます。本来私たちは自分自身に立脚して考え、在り方を決め行動できるにも関わらず、一律一様な物語を信じ、その中での成功を求める傾向にあります。マスメディアとSNSの影響なのか、強制されたわけでもなくとも、自らの物語の可能性を狭めている。
Hiddenというのは世間には知らていない私たち一人一人のこと。
明暗で言うと暗。だが暗があり初めて明が成立する。暗には何もないわけではなく、暗は私たち一人一人の願いや想いが満ちている。そうした情報との相対で明は存在する。
心の奥というより頭を他者の流す情報に占拠されると人生を通じて、「一律一様」な物語の中の脇役としての人生になるかもしれない。しかし、本来はこの地球上では自律多様が基本だ。
自分の人生を脇役ではなく、自分を主人公とする物語を生きるなら、自分の物語Hidden Story を発見するのだ。それが自律ということ。そして自律と多様はセットだ。自律なき多様は存在しない。私たちは多様性を謳う前に自律性を取り戻す必要がある。それには、内省が不可欠だ。
大変な時代であるなら、自分を整え内省し、自分の人生を生きるのだ。
その時、私たちは自分の世界を取り戻すでしょう。
WaLaの哲学座長
屬 健太郎
WaLaの哲学 12期 2025年4月開講
以下日程で説明会を予定しております。
2025年3月6日(木)19:00〜21:00 @ZOOM
2025年3月13日(木)19:00〜21:00 @ZOOM
2025年3月20日(木)19:00〜21:00 @ZOOM
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