アインシュタインが言ったらしい言葉

なんか、自分が囚われの身で、助かるために1時間あったら、55分は何を質問するかに使う。って言葉があって、アインシュタインが言ってた。って見たんだけど、どうも違うみたいで、確かに設定がややこしすぎるわ、と思ったんだけど、や、大体、なにか話しかけるのに同じ台詞を言うだけなら、べつに55分にこだわる意味、全くないわ。ま、この逸話(おそらく偽物)が、まかり通ったのはわかるんだが、やっぱ決断って重いし、撤回できない事を踏まえれば、最初の55分は考えるのに使って、実際行動するのは5分くらいでいい。って事だと思うんだけど、学者は。特に理論物理は。

ま、なんか、将棋とか、わからない時は目一杯時間使った方がいいし、やっぱ考えるのに時間って要るし、って事を言いたいんだと思うけど。自分がプログラミングしてた時も、4000行のプログラムを3行変えるのに相当時間使ったが。あと、ピカソが、ちょちょっと絵を描いた時、5分しか使わなかったけど、今までの人生+5分を使ってる。って言ってて、フォンノイマンも設計図を見て、随分長いこと考えて、これをこうすればいい。ってのを突きとめて、結構な金を要求したらしいが、その、ま、(学問に)先取権がある事は認めるけど、制限時間はないんだよな。だから、発言に違和感あるんだよな。成績はそこそこだけど、テスト勉強頑張るタイプじゃないしさ。制限時間内に答案を書く風習はたぶんないだろ。そりゃ人並みにはできるだろうけど。ま、あとはエジソンの1%のひらめきと99%の努力にも近いけど。

たぶんだけど、アインシュタインが言ったのは、時間や空間について考え始めたのが遅くて良かった(おかげで先入観なく、じっくり考える事ができた)ってので、それの派生で、私なら最初問題を考えるまでに時間を使う。みたいに変形して、上のになったんだろうな。ま、個人的にはバイオリンやってたのが良かったんじゃないかと思うけど。バイオリンはピアノに比べたら、わりと時間にシビアな楽器だから、1/64拍子が弾けないといけないし、オケなら指揮者の指示を汲み取らないといけなくて、微妙なズレに敏感じゃないといけないし。つまり、指揮者がタクト振るのと、バイオリンが弾き始めるの、時差があるから、だから、時間や時差についての緻密な思考ができたんじゃないのかな。

時間一杯使う必要はないし、最期の言葉も特にない。って言ってたしな。確かに早々に問題が解けたら、その時点で答えていいよな。発言が合理的じゃないよな。ま、だから、(捏造してやろうというほどの)悪気はなくて、色々な人がアインシュタインを理解しようとして、その恩恵を受けようとして、考えた言葉なんだろうな。制限時間内に、ってのは、たとえば、モラトリアム(猶予期間)みたいなので出てくるし、やっぱある程度は要求されるから、話がごちゃ混ぜになってるんだろうな。ま、いいけど、この、偽アインシュタインスタイルだと、時間間違えて、時間過ぎちゃったらおしまいだよね。リスクが高すぎるわ。

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