第四.五話 それまで

時は少し遡る。
2021年5月くらい。

2019年に企業し黒字経営を続けていた。
なに不自由なく生活をしていた。

しかし、2020年。流行り病が日本中に猛威を振るい、私の生活は逆転した。やりたい仕事は制限され、生活の基盤を少しづつ失っていく。

何かにすがってでもいいから元に戻したい・・・。
私は焦っていた。

ただ、悪戯に時間は過ぎていった。。。

そして私は何度か「死」というものを考えた。楽になりたかった。
全てやり直したい。そう考えていた。

唯一その感情や思想を振り払えるのは音声SNSの存在だった。
そう、この世の中は陰謀だ。そう現実逃避をすれば、その話をしていればこの世の中を否定的に考えられるし、胸の中にあるムシャっとしている感情も少しは楽になる。

そう、逃げていた。

この頃、私は非現実的な夢や当時ではいみが分からない単語が頭にポンと出てくることがあった。

精神的におかしかった。
当時はそう思っていた。

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