第二話 遭遇
ラジオ配信をしていた時である。
私は日常を話しながら日々を過ごしていた。ありがたいことにリスナーもついた。蓋をするには十分だった。
今となれば導かれていた、、、のかもしれない。
そんなある日の深夜「〇〇〇〇〇〇好きな人集まれ」とアーティスト名が書いた配信が目に入った。
私も知っているアーティストだった。何曲か知っているくらいだけど・・・。まぁ、いいか。そんな気持ちで配信に参加した。
配信内はアーティストの曲がかかっていて、女性の声が聞こえた。
どうやら私が最初に入ったようだ。軽く挨拶をし、会話をした。
「あまり趣味の事で配信しないんだけど、どうしてもしなくちゃって思って」
彼女はそう言った。この言葉の意味を知ったのは後日だが「?」となったのは言うまでもない。その後、何名か入ってきたのだが数分でいなくなり、ほとんど2人で会話をしていた。とても楽しかった。
楽しかったな。と思い、家路についたことを覚えている。
その夜の出来事だった。