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箱根ヒルクライム2023 男子18〜29歳クラス 4位

概要

箱根の有料道路「アネスト岩田ターンパイク」にて行われる箱根HC。
一言で言うなれば「最後まで登りっぱなし、最後だけ強烈アップダウン」なコース。休む所無し!

距離13km 高低差約1000m 自動車専用道路🚗

リザルト

結果:4位(44人出走)
タイム:47分25秒439(トップと1分38秒差)
平均パワー:250w(4.5倍)
平均心拍:187bpm

レースプラン

箱根HCは2021年以来3度目。正直コースを覚えていないので

先頭ツキイチちょい刺し!

ざっくり言うと先頭集団で色々展開してあわよくば仕掛けるって事です。
スタートリストには「鳥人間」「天照」の文字が。
要チェック👀

前日まで

乗鞍HCでボッコボコのめっためたにされたので1ヶ月しっかり積み上げていく。平日のZWIFTは勿論、前週の休日には強度高めの奥多摩ライド等要所要所でしっかり踏み込んだ。

奥多摩ライドの一コマ。
ここで結構レベルアップした感触があった。

この奥多摩ライドは強度高すぎてその週は朝のZWIFTが木曜日のTGWしか出来なかった🥲レース週はイケゴリパークでカチ上げてTGWで整い、金曜日は準備しつつ短かめのWOで刺激をいれた。その日の仕事終わりにアキュパワーはりきゅう院で疲労を取り除く。

今シーズンからお世話になってます。

土曜日。刺激入れ②のWOをこなす。鍼打つと出力出すのはキツイが可動域が明らかに出ている。心臓も調子良く、今回の調整はうまく行ったようだ。

12時位に小田原駅に到着。腹ごしらえして激坂ヒルトンへ受付。ちょっと早いが箱根の温泉へ。

湯の里おかだ お風呂の種類が多く、サウナもあって整った!
レース前日ってあまり入らない方が良いみたいだけど箱根に来て温泉浸からないのは…ねぇ?


そんで17時頃に早めの夕ご飯。

ご馳走様でした。ただ量が少なかったのでホテルに戻った後にドーナツ2つとパックの赤飯を食べた。

諸々準備をして22時頃就寝。箱ヒルは朝早くないのありがたい。

レース当日

5時起床。枕が低めだったがよく寝れた。
朝ごはんはパックの赤飯と蒸しパン。
結構軽めなのに2つ合わせて600kcal位摂取出来るのは良い。
諸々準備し、7時半位には自転車を組み立てアップへと向かった。
夜中に雨が降ったらしく、路面はウェットだが雲の切れ間から刺す様な日差しが。
「蒸し暑くなるなぁ…既に暑いぞ…」
ターンパイク横にある一夜城公園(?)の登りで感触を確かめる。
一夜城の登りは斜度がキツく、アップには向きません😂

もう既にキツイ。こんなにきつかったっけ??

登りきった時にEMUのえーぞうさん、みつぱわーさんらも登って来られたので
ご挨拶。
下山荷物預けの時間が迫っていたので脚早に一夜城を後にした。

一夜城の公園?でパチリ。この後向こう側にバイクが倒れます🫢


荷物預け後も下の道でクルクルクルクル…感触は悪くない。
一夜城の登りキツすぎて感触確かめられなかった(オイ

始まりますよ。

当日データ

体重:56.2kg
機材:変更無し。ウェアもいつも通り。
サプリ類:乗鞍後からアルファシクロデキストリンを毎食事前に摂取。
前日夜と当日朝にミトロング-Vプレミアム
ボトルにACTIVIKEスピードウォーター200mlくらい。
出走40分前には新しくなったBOOST SHOT。今まで瓶だったので使い所が難しかったのだが今年から新しくパウチになったので扱いやすくなった。

レーススタート

磐梯吾妻HCで戦った渡部選手がいたのでご安全に行きましょう。と挨拶。
先頭が空けている所に位置し、スタート!クリートはまらねぇ😇
ドッカンスタートではなかったので落ち着いて装着。

しばらくゆるゆる走行中、右から赤いワンピースの岩本選手が飛び出す。増田選手が追う形で集団のペースが上がる。前方にはCOW群馬の松島選手、福原選手、渡部選手らが位置し、私はその集団の1番後ろに。この段階ではそこまでキツくなく、無理なく着いていけた。私の前にいた選手がペースダウンしたので落ち着いて中切れを埋める。
こういう動きも日々のZWIFTレースならではの「勘」だと思う。

ファーストアタックを決めた岩本選手が集団に下がってきた。増田選手がなお先頭を引き続ける。キツいのとゆるポタのギリギリのライン。脚はまだ大丈夫。
途中サイコンをチラッと見る。

「350W 192bpm」

待て待て。
見間違い?パワメと心拍計が壊れたのか?
体感はまだまだ余裕なのに明らかに出しすぎだ。
BOOST SHOTが効きすぎなのか、調子が良すぎるのか。
意識的に鼻呼吸をして心臓を落ち着かせる。185bpm。まだまだ体感的に余裕である。

気が付けば集団は散り散りになり、
単独で増田選手、少し後ろに岩本選手と福原選手、また少し後ろに私。
私の後ろには…誰もいない。正直増田選手には流石に追いつけないと判断して3位狙いにシフト。

ペースアップして追いつけるくらいの位置に岩本選手と福原選手のパックがいるが、まだまだ前半。ここで脚を使ってしまっては後半に響くと判断し、
追いつこうと思えば追いつけるが追いつかない微妙な距離感を保つことにした。

少し前を行く2選手。福原選手が仕切りに後ろを振り向く。坂登ってるのだから
キツイんだけど、まだ仕掛けない。まだ大丈夫。
色々考えられるだけの冷静さは残っていた。

福原選手の上体が動いてきた。岩本選手がペースアップしたのか、福原選手がキツイのか。それでも私はまだ仕掛けない。一定の距離を保ち続ける。

最初の橋を通過した辺り(確か)から前が分裂した。私と福原選手のペースはおそらく同じ。緩斜面は福原選手が速いが急斜面になると距離が縮まる。
微妙な距離感を保つ。福原選手は度々後ろを向く。私はひたすら距離を保つ。

7km地点。福原選手のペースが明らかに落ちた。
ここぞとばかりにペースアップを図る。ダンシングで一気に追いついた。
このままツキイチしようとしたが、一気にオーバーテイクした方が反応出来ないのではと考え速度差をつけてオーバーテイク。

福原選手ダイジェスト動画より。
脇の下から後ろの位置を確認しつつ一気に抜き去…る事が出来ず。
速度差をつけたつもりが下り区間なのでほとんど意味なし!無念!

「あ、間違えた」

下り区間の後は登り返が来る。下り区間で福原選手にビタ付けされ、
格好の風除けとなってしまった。昨日の夜、うつらうつらの状態で
にんにんサイクルの動画で予習したのに。おそらくここ寝落ちしてたな🥱

登り返しで福原選手に
「2人で前追いつきますー?」
え、まだまだ余裕そうじゃん😨
私は「むりーーー!!」と言いつつ登り区間で踏み込む。
一瞬離れるも福原選手がペースアップし、前に出た。

その動きに反応出来ない。そのまま見送る形となり、また差が生まれた。
しかし今度は差がどんどん開いていく。福原選手がアゲたのか。私が落ちたのか。

無理に追わず(追えず)ペース走に切り替える。幸い後ろから同じカテゴリーの選手は来ていないので前だけを見て上体は低く、ひたすらペダルを回す。
この日は登るにつれて風が強くなり、なかなか進まない。表彰台が遠ざかる。

追走中、別カテゴリーのゴルビージャージの選手が前にいた。
ゴルビーよりも今の方がキツい。ゴルビーはレストがあるけど
今は休んだら負ける。ゴルビーしたい(???)

悪名高き(?)Gorby



アップダウン区間が始まった。ターンパイクのアップダウンは細かなものではなく、
ドーンと降ってバーンと登る。その為下りで調子に乗って踏みすぎると登りが踏めなくなる。しかし下り区間は風がとにかく強く、踏まなければ減速してしまう。
下ハンを握り、上体を低く、アウタートップで踏み続ける。
登りが来る。ダンシングで一気に駆け上がる(イメージ)でとにかく攻める。
もう福原選手は見えないがとにかく踏むしかないのである。

アップダウンをこなし、爆風の中先が見える。黄色いゼッケンが見える。
攻める。再度アウタートップでダウンヒルを踏み抜き、
ダンシングで登りを駆け上がる。
今までは同じ様な状況下ですぐに脚がパンパンになっていたものの、
不思議と踏み抜けた。BOOST SHOTの影響か。自分が成長したのか。

残り1km通過。もう前はゴールしているだろう。登りかけた表彰台から脱落したが不思議と楽しかった。お盆の前に妖精🧚に取り憑かれ、上がっていた調子をドン底に落とされ迎えた乗鞍HC。その時を考えるとよく1ヶ月でここまで戻せたものだと。
最後の登りをフルダンシングで駆け上がり、観客の声援の中、フィニッシュ。

photo by海様@Kai_photo_fun


フィニッシュ後

同カテゴリー同士で集まってワイワイガヤガヤ。この時間ってやっぱり楽しいんですよね。優勝した増田選手はいかにもクライマーの体型とバイク。開幕アタックを決めた岩本選手も体重49kg(って仰っていた気がしますが間違っていたらすみません🙇‍♂️)とTHE クライマー。追い続けた福原選手はジャージこそ違ったものの、スタートリストを見てマークしていた天照という事が発覚。しかも元鳥人間だとか。そりゃー強いわけだ。皆さんリベンジさせてください🔥

ちなみにこの後下山荷物を探したのだが一向に見つからず🤣
冗談抜きで10分位探し続けたので来年からは下山荷物に派手な装飾でもしておこう。

EMU勢やNICO勢とご挨拶をして頂上を後にした。
来年こそは表彰台へ。

レースを終えて

表彰台を逃し、1番取ってはいけない4位。
それでもなんだか清々しい。もちろん悔しいけど
最後まで全力で踏み抜いてパフォーマンスを発揮出来た事に満足。

唯一の反省点は

昨夜にんにんサイクルを見ながら寝落ちしたこと。
(ちゃんと予習しておけば仕掛けどころをもう少し…たらればです。)

…いや、レース中は冷静だったし、足攣りも無かったし…立派な反省点…だよね?


NEXT..

シーズン最終戦です。10月29日に行われる「富士山ヒルクライム」
最後にして最長。過去に1度出場したことはありますがコースも展開も気温も
全く覚えておりません。

10月末の寒さ、距離、難易度に恐れつつこれまでやってきた事をまた積み重ねるのみ。

では皆様、富士山でお会いしましょう。Watopiaに帰ります。

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