ブラックリーグ第10戦 己と心身との対話 10位
これは「定期健診」である。
世の中の会社、年に1度の定期健診が義務付けられてます。
労働安全法120条に基づき企業は従業員に対して定期的に健診を受けさせなければならず、それはMARKEN社も一緒。
マツケン社長「各位、1月27日にここの病院で受けてくるように。」
えーっと、どこだ……ブラックホスピタル?
しかも定期健診なのに「前日までとにかく食べろ」?
普通は前日食べちゃいけないんじゃないの…??
問診表にはそう書かれてるし、とにかく食べまくるか…ということでこの1週間は
意識的に炭水化物、糖質を摂取。前日の夜ご飯も白飯600gいっときました。
健診当日
まずは、体重を測定して…と。
「健診はいきなり始まるのでウォームアップはしっかり行ってください」
いきなりって…え?まぁ、そう書かれてるなら。
ウォームアップもしっかり済ませていざ健診場所に…ここですか?!
あからさまに病院の周りだけ黒いんですが…😰
ビビりながら病院に入るとMARKEN社衛生管理部のコーヤマ部長が従業員に一言。
コーヤマ部長「皆さんには◯し合いをしてもらいます。」
(こんな事絶対言わないですしとても紳士な方です!)
🦍「ザワザワ…」
コーヤマ部長は続けて話す。
「ドラフティングはダメですよ。TTバイク固定ね。
アイテム?そんなものあるわけないでしょう。」
想像してた健診と違う…!よく食べてこいとはそういう事だったのか!!(オイ)
「徹底的に己の心身と向き合いましょう。」
検診スタート
(ここから通常運行です)
距離はおよそ70km。もちろん平坦ではなく4.3% 3kmのBoxhillが4回。それだけでなくロンドン市街地と山岳地帯を繋ぐ15%超えのバイパスもくせものだ。
己との戦いが始まった!
開始から総合上位勢がかっ飛んでいく。ドラフティングが効かないので無理にツキイチしても自滅確定なので最初は速度を乗せるために6倍で巡行し、その後4.5倍〜5倍目安でロンドン市街を突き進む。
Boxhill1回目
順位的には15位で突入し、1回目。Box hillは3つある登りの中でも比較的緩く、そこだけが救いだった。斜度が緩むコーナーでパワーを落とさぬよう、5倍〜5.5倍でダンシングを混ぜながら通過。
今回機材はTTバイク最強のCADEX×DT DISCで出走。一瞬山岳に強いとされるFELT IAにしようとしたがこの装備で良かった。ダウンヒルがとにかく速かった。
警戒していた登りも許容範囲の重さ。急斜面のバイパスを抜けて1周目終了。
毎レースパワーウェイトレシオでぶん殴ってくるたたみす兄貴がダウンヒルで苦しむのを横目に見つつパワーと向き合う。
Boxhill2回目
細かいアップダウンが続く市街地を抜けて2回目のBox hillへ。まだ脚は大丈夫。
先行していたスプリント部shoichiさんを捉えてパス。しかし突き放せず。
それどころかたたみす兄貴とshoichiさんが(ドラフティングが効かないのに)2人で距離を詰めてきて少し焦った。
ダウンヒル区間は時速72kmを超えた所でL2に入れてしばし休憩。
チョコとかグミとか用意していたけど咀嚼が出来ない🤢
やはりこういう時はドリンクしか勝たん。
Box hill3回目
セグメント区間に入ると同時に前にいたFurutaniさんをキャッチ。その先のマクタさんも見える。チャットで口撃するも微妙に縮まらない。
さらにたたみす兄貴がレシオで後ろからぶん殴ってパスされる展開。
追いつきたいが3回目で6倍超えを平気で出してくるので早々に離脱。
3回目のゲート通過。
この辺りから脚が少々怪しい。ジェルを補給してバイパスに備えるもだんだん脚がピクピクしてきた。。。
この位置からだとマクタさんの7位までが狙えるか。しかしマクタさんはペースがとても安定しているし、たたみす兄貴は平坦でも爆発してるから手が出せぬ。
この順位を守るべきか、あげるべきか…脚ないけど。
…なんか後ろからお経が聞こえる気がする…気のせいか?(気のせいじゃない)
Box hill4回目
最後の登坂区間に突入。出し切りたい所だが、ゴール地点はLONDON loopのゲートではなくて、まさかのスプリントゲート区間だという事は予習済み。あげすぎず追いつかれないギリギリのペースを繋ぎつつ先行するたたみす兄貴を狙う。
しかしここでたたみす兄貴のパワメの調子が悪いのか急停止⚠️
あまりこういう事で順位を上げたくないがパス…
しても一瞬で抜き返されてしまった😇
ダウンヒル区間で回していると左脚がピクピクを超えて痛みを帯び始めた。
(もう坂はないんだよ…保ってくれ…)
バイパスの急坂に差し掛かる。上半身の体重を乗せるように丁寧に丁寧に…
「ピキーーーーーーーーーーーーーーーン!!」
うう…ぅ…
ここにきて左だけでなく右も同時に逝った😇
痛みに耐えながらなんとかポジションを模索。
このタイミングで後ろから爆音のお経を唱えながらハイペースを刻む
ヒルクラ部たいしゅーさんにあっという間にパスされた。
そして健診終了へ…
前荷重のダンシングならギリギリ5倍が出せることを発見。
ここまで脅威の追い上げを見せるたいしゅーさんに追いつく。
上半身が攣りそう?のような事を仰っていたがどうだろう。
川沿いを右折し、短い登りに突入。
たいしゅーさん、7倍でかっ飛んでいく😇
攣りそうって言ってたの嘘ですか!!!🥹
こちらは5倍で精一杯…さらに後ろにshoichiさんが迫る。
最後のドリンクを飲み干し、この先の展開を読む。
キツいところはバイパスの登り、その後緩い登り…
Boxhill手前のラウンドアバウトを通過し、バイパスをギリギリ通過。
あとは緩い登りだけ!先行するたいしゅーさんに追いつけるか。
shoichiさんから逃げ切れるか。
登りを通過し、6倍で追走を図る(この時も攣ってます)
しかしたいしゅーさんも7倍…8倍でアゲる!
万事休す。追いつけなかった…。
まとめ
1時間43分、己と向き合い続けた。
1人じゃここまで追い込めないが、たいしゅーさん、shoichiさんに
刺激を受け続けびっくりするほど追い込めた🫨
最後パワーグラフ見て笑ってしまった(そして腹筋も攣った)
MARKEN社定期健診、いいじゃんかよ…(病気)
本日もありがとうございました。
順位:10位(63人出走)
AvePWR:262W
AveHRT:172bpm