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ピクルスの中にいるみたい


「なんかピクルスの中にいるみたい」


母いわく、5歳の僕がデパ地下で放った一言。


すごいピクルスの匂いがしたから
そう言ったらしい。


そんなディズニー映画みたいな、ジブリみたいな表現の仕方、今はもうできない。

思いつきもしない。



そんな事を考えてた時にふと思った事がある。


昔は出来ていたのに、大人になったら
出来なくなった事ってよく考えたら多いなーと。



例えば、昔は


虫が好きだった。
分からない事があればすぐに聞いていた。
失敗しても言い訳なんてせずに悔しがっていた。
毎日楽しいこと、好きなことで、いっぱいだった。
悪いと思ったらすぐに謝っていた。
困ったことがあれば誰かに相談してた。
悲しい事があったら泣いてた。



今じゃ、


虫なんてもう触れない。
分からなくても分かったフリしちゃう時がある。
言い訳しちゃって素直に悔しがれない時がある。
毎日楽しいと好きで溢れてる自信がない。
悪いと分かってても、スっと謝れない時がある。
1人で抱え込んで、相談なんてしなくなった。
悲しい事があっても我慢出来るようになった。



もちろん、大人になるってそういう事だ。
何かを諦めたり、感情を押し殺したり出来るようになる事が大人になるって事だという意見も分かる。


だけど、やっぱり僕は、


子供のように楽しんだり、喜んだり、怒ったり、悲しんだり、素直に悔しがれる人になりたい。


僕にとっては、そういう人の方が魅力的だ。


そして多分、そういう人の方が沢山の人が応援したいって思ってくれるんじゃないかな。


だから、何歳になっても
そんな心を忘れない人でありたいと思ってる。




そんな事をnoteに書いていると
僕の好きな曲を思い出した。


日食なつこさんの「廊下を走るな」という曲。


歌詞の一部分

「廊下を走るな」「陰口叩くな」
「飯は残すな」「挨拶忘れるな」

そういうことはあの頃誰もが
教えられているはずなのに

忘れて生きてる探して泣いてる
大人の僕らが欲しい答えは
落書きだらけの机の上で全部覚えたはずなのに

そういうことはあの頃誰もが
教えられているはずなのに


「廊下を走るな」「陰口叩くな」
「飯は残すな」「挨拶忘れるな」

誰もが小中学校で、先生や周りの大人達から言われたことだと思う。



昔教わって、普通に出来ていた事が、
大人になったら忘れて出来てないんじゃないか。

そんなことを問いかけている歌。


大人になった私たちはどうだろうか。

子供の頃、当たり前に出来ていた事は
今も当たり前に出来ているんだろうか。



「廊下を走るな」という曲は、他にもいい歌詞が
いっぱいあるので是非一度聴いてみて欲しい。



最後に、この曲のMVの最後に
日食なつこさんが言った言葉を紹介したい。


「時には、大人よりも子供の方が答えに近いときがあるのかもしれない」



何かが腑に落ちて、妙に刺さった。


もしかしたら今悩んでいる事だったり、分からない事は、子供の頃の自分なら悩まないのかもしれないし、昔の自分なら答えが分かってるかもしれない。

それは
そんなの子供だからだよ、と切り捨てたら案外ダメなモノなのかもしれない。

そう感じた。







そして最後に、


noteの利用者は20代、30代が6割程を占めている。
だからほとんどの人が僕よりも歳上の方。

だから正直、20歳大学生の子供が書いたものなんて誰も見向きもしないだろうと思っていた。

だけど今回、大人になると忘れてしまうもの、大人が分からない答えを子供の頃の自分は持ってるんじゃないかという事に気づけた。

だから、もしかしたら大人の方は僕のnoteを読むことで、昔の自分を思い出すきっかけになるんじゃないか。そんなnoteをかけたらいいな。

そう思えるようになった。

だから、大人の方にも僕が日々感じた事や学んだ事を書いてるnoteを是非読んでいただきたい。

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