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百貨店で出会う日本とベトナムの融合。

2021年、今年はベトナムに進出したい企業さまの海外事業サポートに注力していきます。飛行機で約6時間で到着できる国、ベトナム。
日本と近しい国の1つです。

現在、ベトナムはコロナ感染者数が非常に少なく、1日平均10人以下という優秀国です。入国したくても、日本と同様の厳しい入国制限により、簡単に入ることはできません。

そこで、日本の中で出会えるベトナムを探してみることにしました。
まずは、最も親しみやすいベトナム料理から始めてみようと思います。

百貨店の中のベトナム料理

首都圏では、商店街やターミナル駅などには、ほぼ必ずベトナム料理レストランを見つけることができます。最近では、三越、高島屋といった百貨店でもベトナム料理レストランが入っており、日本での人気の高さが伺えます。

今回は、横浜駅直結の百貨店そごうの10階にあるベトナム料理レストラン「JASMIN PALACE」でベトナムと出会ってまいりました。

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店前には、ベトナム料理の食品サンプルが展示されています。日本では当たり前に陳列している食品サンプルですが、海外では、ほぼ見ることはありません。多くのレストランでは文字だけのメニューが一般的で、観光地には写真付きのメニューが用意されています。

日本でも、食品サンプルを陳列するお店が限られている気がします。モールや駅地下レストラン街などで見られますが、少しずつ減ってきているのかもしれません。

そんな中、百貨店のレストランフロアで、ベトナム料理の食品サンプルを見かけると、日本の文化とベトナムの融和が垣間見れる気がします。

初挑戦、ベトナムお好み焼きバインセオ

ベトナム料理と言うと、フォーが最もポピュラーなメニューですね。鶏ガラのさっぱりしたスープの中に、米から作られた白いライスヌードルを入れ、鶏肉か牛肉を載せたシンプルなスープヌードル。
ライム、パクチーなどを入れることで、東南アジアの味に近づいていきます。

フォーが食べたいからベトナム料理店に行く人も少なくないと思いますので、あえて、違う料理を選びました。

「ベトナムお好み焼きバインセオ」という料理です。
小麦粉に具材を入れて混ぜたものか、と思いきや全然違う料理でした。

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お好み焼きというよりは、巨大なクレープのような外見です。サイズは30㎝くらいあり、お皿からはみ出すボリュームです。
横には、ベトナム料理の調味料である甘酸っぱいソースが置かれているので、これをかけて食べるんだな、と分かります。

サイズといい、色といい、香りといい、食欲をそそる料理。いったい、何が挟まれているのかとワクワクしながら皮をソッとめくると・・・

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まさかのモヤシだけ。

少し、がっかりしました。
低カロリーのヘルシーフードとして有名なベトナム料理ですが、こういう包まれた料理ですと、ついつい何かすごいものが隠されているのでは、と期待してしまいます。

ですが、一口食べたら、その美味しさが分かりました。

このお料理は、中身ではなく、クレープ生地がメインの料理だったのです。クレープ生地には、エビや豚肉などが一緒に混ぜ込まれ、ほのかにココナッツの風味がします。そのクレープ生地とモヤシを一緒に食べることで、食感や香りを楽しむ料理なんですね。

コンセプトの違いに気がつく

あらためて、ウィキペディア等で「バインセオ」について調べますと、ベトナム南部地方の家庭料理である、と記載されていました。中に入れる具材も、モヤシ、エビ、緑豆、鶏肉、キノコなど、レシピが色々あるそうです。

何かを包む料理というと、日本では、大福、餃子、キンチャクなど、中に何かを入れ、開ける時にワクワク感を高める料理が多いと思います。
ですが、バインセオは、包む生地自体を美味しく仕上げることで、何を挟んでも美味しく仕上がる料理なのだな、と気がつきました。
ベトナム、近いようで遠い国。
小さな違いですが、非常に興味深いです。

以上、百貨店の10階で出会ったベトナムでした!

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