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ベトナムのココナッツはメコン大河の恵みで育つ
最近、レストランやスーパーでもココナッツ風〇〇といったデザートをよくみかけるようになりました。東南アジアでよく食べられるココナッツですが、ベトナムでは、特に南部地方でよく食べられる食材だそうです。
ココナッツミルクとココナッツウォーターの違い
よくスーパーで見かけるココナッツミルク缶とココナッツウォーターは別物です。
ココナッツミルクは、ココナッツの内側にある果肉を煮だして、ろ過した後の白い液体からできあがります。缶詰タイプだと、一部固形状になっている場合もあります。
一方、ココナッツウォーターは、若いココナッツの実の中に含まれる水のことで、よくココナッツにストロー挿して飲んでいるもの。液体は半透明で、薄いココナッツのような味がします。
ベトナム南部のメコンデルタ地域が名産地
世界のココナッツ生産量ランキングを見ると、ベトナムは第6位。
トップ3国には全く追いつきませんが、その他のココナッツ生産国と比べると、なかなか健闘しています。
第1位 インドネシア 約1800万㌧
第2位 フィリピン 約1400万㌧
第3位 インド 約1100万㌧
第4位 スリランカ 約260万㌧
第5位 ブラジル 約230万㌧
第6位 ベトナム 約150万㌧
ココナッツの名産地は、南部メコンデルタ地域に位置するベンチェ省。海岸沿いに、ココナッツの森が広がっている南国風景溢れる場所だそうです。
メコン川流域の肥沃な大地で育ったココナッツは人気が高く、年々輸出量も増加しています。有機農法でのココナッツ生産も行っており、ベトナムが力を入れて世界へ輸出している農作物の1つです。
ベンチェ省は、ホーチミンから車で2時間ほど。
日帰りで遊びに行かれるエリアです。メコン川をボートで下るクルーズなどがあり、ココナッツジュースでも飲みながら、ぜひ参加してみたいです。
南部で好まれるココナッツデザート
ココナッツを使ったデザートは色々あり、ココナッツキャンディ、ココナッツアイスクリームなど、一度は食べたことのあるものが多いようです。
そして、ベトナム伝統デザートのチェー。
南部ではチェーにココナッツミルクを入れて食べることが一般的だそうで、日本でも入手できるチェー缶詰で早速試してみました。
ココナッツミルクは、近所のスーパーで入手したタイ産で代用します。
アズキのような優しい甘さに、ココナッツミルクの柔らかさがマッチして、のんびりした気持ちになりました。
ベトナムに渡航する時は、ホーチミンやハノイだけでなく、ベインチェ省を訪問して、メコン大河を眺めながら、本場のココナッツチェーを頂いてみたいですね。
ベトナムで育つココナッツとの出会いでした!