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裏・神戸投資勉強会

今年は本当に色々なことがありました。
はじめましての方も、そうでない方もこんばんは。
湘南投資勉強会を運営しております、kenmoと申します。

IR系ACクリスマスイブ担当、圧倒的集客を誇るきらびやかな神戸投資勉強会の完全なる真逆・完全なる裏ということで本日務めさせて頂きます。よろしくお願いします。

圧倒的表のIR系AC、キリンさんの記事はこちらになります。
こちらも是非ご覧ください。


変革の1年

今年は私にとってもIR業界にとっても大きな変革の1年でした。
1月 中小企業診断士2次試験に合格
2月 会社に退職の意向を伝える
4月 KabuBerryに登壇
4月 中小企業診断士の資格を取得
5月 15年間貯め続けた有給休暇を活用し、96連休に入る
7月 初めて企業オフィスでのIR説明会を実施
8月 サラリーマンを辞める。翌日会社を立ち上げる
8月 ログミーIRLiveで初めてファシリテーターを務める
9月 IRTVに登壇
9月 平日が全て湘南投資勉強会とKabuBerryのオンライン配信で埋まる(!?)
10月 1UP投資部屋に登壇
11月 ログミーで5社のファシリテート、投資系VTuberとしてデビュー(!?)

2023年3月に東証から「株主との対話の推進と開示について」「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の通達が出て以降、個人投資家向けのIR活動を積極的に行う企業が急増してきました。「国策」「追い風」、株式投資をやる時に常に意識していたキーワードではありますが、実際にその国策の流れの中に身を置いてみると、その変化は物凄いものを感じております。

思えば5年前、湘南投資勉強会を立ち上げた時には、IRの事業で独立するなんて夢にも思っていませんでした。当時思っていたのは、中小型株の話を聞く機会があまりにも少ないということ。個人投資家同士の情報交換だけではなく、ゆくゆくは湘南投資勉強会の知名度を上げて企業のIRセミナーなども開催できたら良いな、くらいの感じでした。この事業で独立する世界線があるなんて思っていませんでした。

コロナによってインターネットを活用したIR活動が主流になってきたのが非常に大きいと思います。以下は、湘南投資勉強会の登壇企業数のグラフになります。

yamaさんも仰っていましたが、上場企業なら、投資家から2024年は150社くらいを期待されるような伸び率ですね・・・。
今年ご登壇頂いた企業の皆様、本当にありがとうございました。是非来年も引き続きよろしくお願いします。IR説明会は、1回だけでなく定期的に実施することで効果が出てきます。ぜひ、我々のような個人投資家向け勉強会を活用してください。

そして来年はもっと実施回数を増やしていきたいと思っています。実施回数を増やす施策も打っていきます。実施を迷っている企業の担当者の皆様、是非お声がけください。ワンオペのため営業が追いついていません。「IR系ACを見た」と言っていただくととてもスムーズです。よろしくお願いします。

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書き起こし記事の作成をスタート

サービス向上の一環として、ishareさんの全面的な協力により、書き起こし記事の作成を開始しました。ishareさんの「株ブログを見る」から見られますので、よろしければ読んでみて下さい。弊社は初年度ほぼ売上が出ていない状況の中、長谷川さんのお陰でこの書き起こしサービスは継続できております。本当に頭が上がりません、ありがとうございます。

実は当初、湘南投資勉強会としては、書き起こし記事についてはあまり重要視していなかったところがあります。しかし、実際に書き起こし記事が増えてくると、個人投資家同士での銘柄ディスカッションの際に、ページを共有しながら議論するのにとても役立ちます。また忙しいサラリーマンにとって、通勤時間や銘柄調査の際に書き起こし記事があると非常に便利だと思います。今後も継続していきたいと思っています。改めて、ishareさんありがとうございます。

集客面の課題に取り組む

現時点でも、たくさんの個人投資家の皆様に参加して頂いているという状況ではあります。いつも本当にありがとうございます。何より投資家の皆様からの質問で成り立っている勉強会ですので、皆様に参加してもらえないと、その瞬間に私は廃業になってしまいますし、こういった機会も作れなくなってしまいます。

ですが、たとえば、対面の勉強会については、企業のIR説明会よりも個別銘柄のディスカッションの方が、よりたくさんの投資家に来てもらえるという傾向があります。

また、KabuBerryのyamaさんもnoteで触れていますが、オンライン配信においては、企業からの一次情報よりも、二流以下の投資家のエンタメコンテンツの方が10倍以上の集客を得られるという現状があります。

IR系AC(yamaさん)

私もyamaさんもキリンさんも、エンタメコンテンツを見てる暇があったら企業からの一次情報を見た方が、絶対に投資パフォーマンスは上がるし価値がある、という共通認識を持っていると思います。とはいえ集客においては10倍以上の差がある、これは事実として受け入れなければいけないことであり(だって自分もエンタメコンテンツをつい見ちゃうので、気持ちはとても分かる!)、視聴者が悪いのではなく、コンテンツとして視聴者ファーストに立てていないが故であるという風に考えています。

私も他のIR説明会を見ていて、最初の数分で離脱をしてしまうケースがあります。業績や事業内容で興味がなく離脱するケースはもちろんあるのですが、それ以上に「プレゼンターの方の元気が無い」「伝えたいことがよく分からない」「マイクが聞き取りにくい」など、ちょっとしたストレスが視聴者の離脱につながってしまうことも多く、改善できる要素も大きいと思っています。実際に、私も参加者として感じた点からの改善として、質問内容をリアルタイムに画面に表示する、という取り組みを今年から開始し、非常に好評を得ております。

リアルタイムの質問表示。ワンオペでやるのは結構高度なテクニックが要ります(笑)


また一方、そもそも論として2時間のIR説明会をガッツリ聞いてる時間がない(特に保有銘柄以外だとなおさら!)という側面もあるかと思っています。 5分とか10分くらいで事業内容と業績についてさわりだけ聞ければ良い。何か変化があれば深堀りするから、そこだけ投資家に訴求して!そんなニーズがあることもまた事実だと思います。(要は、短時間で多くの企業の事を知りたいというニーズですね。)

基本的につまらないコンテンツは淘汰され、面白いコンテンツが一瞬でバズる、それが今の時代だと思います。「IR説明会のつまらなさ」をクリアすることが来年度の課題ではないかと思っています。
じゃあ、完全にエンタメコンテンツに寄せられるか?というとそこも難しい。PRではなくIRという点で、投資判断に役立つ情報を織り交ぜつつ、どう自社をアピールして、かつ双方向性や面白さも担保していけるか、そこが勝負になってきます。
その課題を脱するアイデアはいくつか持っているのですが、どれが当たるかは分かりません。この辺りはきっと、マクビーのバシマエさん、うるるの近藤さん、アピリッツの永山さん、セルムの春名さんなど、IR先駆企業の担当者さんがきっと全面的に協力してくれるに違いないと、私は希望を持っております(笑)是非協力してください!

中小企業診断士がIR支援業をやる意味

さて少し話は変わります。4月に中小企業診断士の資格を取得して8カ月。他の同期が着実に中小企業診断士の実績を積んでいく中、私は中小企業診断士としての仕事は一切行っていません。中小企業の対象顧客は中小企業(非上場)であり、IR支援の対象顧客は上場企業なので、顧客層が全く被らないんですね。という訳でこの2つの両立は端から諦めていました。

2月の中小企業診断士実務補習の時。6人1組で2週に渡って中小企業を診断したのですが、その後の飲み会で一人の参加者が、「自分の強みが分からない」と講師に尋ねました。その講師の答えが印象に残っています。

「自分の強みってのはね、周りが決めるものなんだよ。」

なるほどなと思いました。自分の強みはこれです!とアピールするよりも、周りが評価してくれる、ニーズを感じて貰えることが、自分にとって一番の強みであるということ。そこに全力で取り組んでいく方が良いのだと思いました。それであるならば現状、ニーズを感じてくださっている企業様、投資家の皆様がいらっしゃる以上、来年も引き続きこの方向でいきたいと思っています。

ちなみに、私も(曲がりなりにも)一応株式投資で実績を出してきていますので、有料で投資サロンをやりませんか、みたいなお話が来ることがあります。企業IRに関するご依頼と、湘南投資勉強会のブランディングやマーケティング上必要な案件以外は、基本的にお断りしております。
ただ、人前で話すのは嫌いじゃないので、セミナー登壇依頼があれば行きます(今年もKabuBerryさん、1UP投資部屋さん、IRTVさん、ログミーさんで、個人投資家の立場としてお話させて頂きました)。個人投資家同士の勉強会でも、セミナーでも、自社IR説明会の集客でも何でも大丈夫です。面白そうな案件であれば飛んでいきます。怪しいのは断ります。儲かってる時はコーヒー代程度で大丈夫ですが、株辛い時はギャラが上がります。キリンさんがYHなのに私が決算被弾してるときはギャラが10倍に跳ね上がります、それ以外の時は喜んで行きます。是非呼んでください。

少し話がそれますが、5月に長期連休に入りザラバを見られる環境になりました。しかし3ヶ月ほどやってみて、短期的なデイトレード、スイングトレードにあまり自らの優位性を感じませんでした。仕事をしているときは、「ザラバを見ていたらもっと上手くトレードできたのにな・・・」という思いもあったのですが、不思議なもので、実際にザラバを見ていたらノイズが多く非常に不毛なトレードをしてしまうことが増えました。
そして何より、自身のリソースを短期トレードに費やすことにあまり価値を見出せませんでした。少なくとも今、自分にしかできない役割がある以上、それをやるべきだし、中長期の投資対象の研究、企業の研究に費やしたり、社会的に意義のある事業活動にリソースを回す方が人生の幸福度が高いと感じました。これはサラリーマン時代には無かった感覚です。
(ちなみに他にもっと優秀な方が現れて、双方向型のIR説明会を年間500本とか回してくれて私の仕事が無くなれば、めでたくFIREとなります。ありがとうございました。)

特に印象的だったIR説明会

ここからは、今年のIR説明会で印象的だったことをざっくばらんに書いていきます。ちなみに、
【超絶下方修正で株価暴落、その1週間後にオフィスでIR説明会。】
【コメント欄はポジティブコメントの嵐、しかしPTSはストップ安。】

この2件のエピソードが個人的にはいろんな意味で印象的だったのですが、様々なステークホルダーの方もご覧になっているので、詳細は割愛させていただきます。気になる方は飲み会で・・・。

2023年11月20日 トヨクモ(4058)IR説明会

IRは重要だとはいえ、あくまで一番重要なのは事業活動。企業側はできる限りのリソースを事業活動に投入してもらい、業績を伸ばして、我々投資家にリターンをもたらしてくれることがお互いにとって一番ハッピーです。その意味で「IR業務の負担」を軽減することが湘南投資勉強会の一番の役割だとおもっています。
まさにその姿勢を貫かれているのがトヨクモさん。電話やメールでのIR対応を辞めて、決算後のIR説明会にその機能を集約されているトヨクモさんは、実に英断だと思いました(かなり勇気がいることだと思います)

Q:株主への個別のIR対応はどのレベルから行うのか。機関投資家や、1%以上など大口で購入する人にも行わないのか。
A:大株主でも原則はしていない。その代わりに、今回のような個人投資家向け説明会でオープンに行っていく方針である。

湘南投資勉強会オンライン


2023年9月21日 日本電信電話(NTT)(9432)IR説明会/KabuBerry

何といっても一番のインパクトはこれですね。個人投資家主催のIR説明会に時価総額15兆円の企業がご登壇いただく時代がやって参りました!ちなみに来年はKabuBerryさんだけでなく、湘南投資勉強会でもご登壇いただける見込みです。詳細はまた来年以降アナウンスさせていただきます。

日本電信電話(NTT)(9432)IR説明会/KabuBerry
https://www.youtube.com/watch?v=7WrEXegYxLw


2023年8月23日 プレミアグループ(7199)IR説明会

変化の大きい世の中において、今後おそらく、有事の際のIRというのが非常に重要さを増すと思っております。適時開示、noteなど、即時性を重視したリリースは非常に大事になってくると思います。
そんな中、プレミアグループさんには、ビッグモーター社の保険金不正請求問題が世の中を騒がせていた際に、湘南投資勉強会を有効活用していただきました。こういう時にフットワーク軽く動けるのも湘南投資勉強会の強みの1つだと思います。是非こういったシーンでもご活用いただきたいです。

IR担当の方から連絡があったのが、8月8日(火)のことでした。

ビッグモーター社の保険金不正請求問題が世間を騒がせており、
一度個人投資家向けにしっかり説明をさせて頂く場を設けさせて欲しい。

急いで日程を調整し、2週間後の8/23(水)にIR説明会を開催する運びとなりました。

note (湘南投資勉強会)


2023年8月28日 パリミキHD(7455)/ログミーIR Live

会社を辞めて一番やりたかったのが、顔出しでのIR説明会のファシリテーターでした。サラリーマンの立ち場だとIR説明会とはいえ顔を出すことに抵抗がある訳ですが、一方で企業さんは顔出しで対応される訳です。こちらが顔出しで対応しないのは対等ではない、そう思っていたのですが、会社を辞めたことでその辺りを一切気にすることなく、IR説明会ができる立場になりました。
ちなみにこのIR説明会で、パリミキさんの社内の構造改革が語られていたのですが、その後の上方修正を見て、点と点が線で繋がったような感覚を覚えました。その意味でも思い出深いIR説明会でした。

ログミーIR Live
https://www.youtube.com/watch?v=BN3c681OWaw

さいごに

今年も1年お世話になりました。これまでずっとX(twitter)を使って情報発信や様々な告知を行ってきました。しかしX(twitter)はもうオワコンだと思っています。私もmixiから移って13年。居心地が良すぎて長く居すぎましたね。YouTube、note、Facebook、インスタ、TikTok、Bluesky、REALITY・・・明確にTwitterに代わるものがなく、あらゆる媒体で今は発信していかないといけない時代になってきています。ここの複数媒体での情報発信、マーケティングについても来年の課題です。

あと、僕が一番やりたいのが投資系VTuber事業なんですね。これは一緒にやってくれる人、企業がいたら是非取り組みたい。マネタイズポイントが結構難しいですが、IRroid、、、お前は時代が早すぎた。
投資家に必要なのは情報コンテンツじゃなくて癒しコンテンツだと。いや、正確には癒しと情報のハイブリッドなんだと。美少女投資系VTuberが、株で辛い時に癒してくれて、時には先生として優しく教えてくれる、そういうコンテンツこそが必要なんだと。井村さんがZeppyをやっていたころに、私はtwitterで熱く力説し、井村さんにリプを送ったのですが優しくスルーされました。嗚呼、三尊いのりちゃんカムバック!!


最後までお読みいただきありがとうございました。

個人投資家の皆様、来年もIR説明会にきてください。
お友達も誘ってきてください!2倍株研究会もよろしくお願いします。

IR担当者さん、今年も1年お世話になりました。
来年もよろしければオファーください。

あと、湘南投資勉強会のサポートメンバーを地味に募集しております。
書き起こし、動画編集、運営のバックアップ、YouTubeサムネ作成など、ちょっと手が回らなくなりつつありますので、協力してくれる方を募集しております。(ボランティアは大歓迎。アルバイト、案件ごとのクラウドワーカーについては応相談です。)

それでは!
Merry Christmas!
いよいよ明日はIR系AC最終日です!!

湘南投資勉強会
https://www.shonan-toushi.com/

湘南投資勉強会オンライン
https://www.youtube.com/@user-re2kl9tr5i

Twitter
https://twitter.com/kenmokenmo

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