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初めてのJOPTメインイベント参戦

新橋の焼き肉屋でのことだった。

GWにJOPT Grand Finalのmillionsに出てぶっ飛んだ後、塩野理事長、アントニー、かつをさん、えりたんと特に反省しない反省会を開催。いつものようにポーカー談義で盛り上がる中、ふと「1回はJOPTのメインイベントに出てみたいんだよねー。でも、権利取るのが大変そう」と言ったら、えりたんが「みんなバブルラインとかでもテキトーだし楽勝ですよ」と煽ってきた。

今、思えば信じちゃいけない相手だったのは火を見るより明らか。しかし、素直な俺はポーカーギルドで必死にサテライトを探した。何度も通うのは面倒くさいから、できれば一発でチケット3枚ゲットできるところがいい。そこで目を付けたのが十条のスターリーアイでやっているサテライトだ。何と上位10人に3枚、計30枚の大盤振る舞い。こんな美味しいところは他にないだろう。えりたんの言うことが本当なら、参加した時点でチケットゲット確定くらいに思っていた。

ところがだ。みんな普通に上手いし、ろくにポットも取れないまま終了。わざわざ車でこっそり十条まで来たのに、手ぶらで帰るわけにはいかない。泣きべそかきながらリエントリーするも、見せ場なくトビ田新地で、シッポ巻いて初めてのスターリーを後にした。

メインイベント初出場への道は甘くない。俺にはやっぱりフリーロールが合ってる。そう不貞腐れながら月曜夜のピョコタンカップをシコシコやってたら、ラッキー連発で2位に。思いがけずギルド系の割引券をもらえたので、これを使うためにイケブクロギルドのJOPTバズーカサテライトという物騒な名前のトナメに参加した。

ここでも、えりたんの言葉は完全に嘘だった。ラッキーを重ねてチケットゲットまであと2人の時点でチップリ。地蔵してるだけで通過できるかと思ったが、みんな初代・若乃花のような粘り強いポーカーで、気がつけばチップ差はなくなっていった。半ベソになりながらカードをマック鈴木し続けて、終わってみれば下から2番目というギリギリのチップ量で何とかメインチケット3枚をゲットすることができた。嬉し涙に霞んで店長のおはなが橋本環奈に見えたことを今でも思い出す。

さて、なぜなかなか本番の話しが出てこないのか。私のツイッター(現セックス、間違えた、X)をフォローしてくれている賢明な読者ならお察しであろう。こうして念願叶って出場した初めてのJOPTメインイベントは、詳しく書くほどのこともなく早々にトビ丸水産だったからだ。

ま、何も書かないのもアレなんで、あとはオマケ程度に。

7/13

娘の中学で授業参観&進路説明会にアリバイ作りで顔出しして、こっそりバックレ。1R途中で会場に到着した。

今回の会場はベルサール高田馬場。浪人時代に近くの予備校に通って女のケツばっか追いかけてたから懐かしい
受付の手際はよく、並ばずスムーズ
バカでかい会場
5万点でスタート

着席して2ハンド目にAQで3ベットしたら、デカめの4ベットがぶっ飛んできて降参。これ以降、一度たりともスタートチップを上回ることはなかった。

2RにAJccでフロップクラブ2枚から気合のトリプルバレルでクラブ落ちず、ツーペアにコールされて半減。チップとともにリスペクトも失ったオレはその後もブラフを滑り散らかしながら順調に減らし続けて、最後は2万点弱のプリフロオールインJJ<AKでトビ任三郎。こうして人生初のJOPTメインイベントはあっけなく幕を閉じた。

不完全燃焼と言うのもおこがましいような情けない結果に終わったが、日本のポーカー界の熱量を十分に感じることはできた。正直、もう海外に行く必要はないのではと思うほどの素晴らしい大会である。

自分がポーカーを始めた18~19年前は都内のポーカー人口は恐らく500人も居なかっただろう。それが、娘が同級生に「うちのお父さんも今日はポーカーに行ってる」と言われたらしく、ほんとに裾野が広がったのを感じる。最高の趣味の一つであるポーカーを楽しめる環境がこれほどまでに整ったことを、大いに感謝したい。なんてことは全く思わないくらい悔しい結果だった・・・

あー、ポーカーつまんねえw

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