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日本健康教育学会誌の紹介

(記事作成:一般社団法人 日本健康教育学会)

 一般社団法人日本健康教育学会は「健康教育・ヘルスプロモーションの充実・推進およびその普及を図ること」を目的としています。学会誌は年に4回刊行し、レフリードジャーナルとして健康教育学の進歩に寄与する査読済みの論文を掲載しています。投稿論文は例年20件前後が掲載され、その半分は原著論文ですが、半数近くは実践報告論文で、アカデミア以外にも実践の場で活躍する学会員からの投稿が多いことが特徴です。
 
 また、各号では特集を組み最新の知見や他分野からの関連知識の紹介をしています。2023年11月30日発行の日本健康教育学会誌31巻4号では、2023年の学術大会の特集を掲載しました。この学術大会は「エビデンスと実装のギャップに挑む」がテーマです。新型コロナウィルス感染症のパンデミック以降、初の対面開催で、現地362名、オンライン61名が参加しました。
 特集では、学会長講演、鼎談、シンポジウム、教育講演の内容が紹介されています。学会長の中村正和氏は、「研究成果を社会に還元する―たばこ政策からの教訓―」でアドボカシーの推進には、学問的基礎の確立や方法論の開発とともに、市民運動から学術団体までを含めたさまざまな組織や団体が協働するネットワークの構築が必要であることを述べています。
 鼎談の「健康行動を促す環境整備をどう進めるか―栄養・食生活、身体活動、たばこ分野について―」では学会理事長の武見ゆかり氏が環境整備に焦点を当て、栄養・食生活、身体活動、たばこ分野の現状分析と今後の展開についての議論をまとめています。日本健康教育学会では、国内外で実施されてきた健康づくりのための環境整備の現状と課題を、分野横断的に共有し、日本で実現可能かつ効果的な環境づくりのあり方について政策提言を行うことを目的に環境づくり研究会を設置しました。環境づくり研究会では、3分野で、好事例やエビデンスを参考にしたロジックモデルやアクションプランの作成を進めています。
 このような特集を含め、日本健康教育学会誌の創刊号から最新号まで、J-STAGEで閲覧できます。次回の学術大会では、さらなる最新情報を得ることができ、多彩な専門分野の人と出会える機会となります。健康教育とヘルスプロモーションの研究・実践にご関心のあるすべての方々のご入会を歓迎しております。

 
日本健康教育学会誌 J-STAGE

 第32回日本健康教育学会学術大会

 日本健康教育学会 入会方法

 お問い合わせ先
一般社団法人 日本健康教育学会事務局 
〒350-0288 埼玉県坂戸市千代田3-9-21 女子栄養大学食生態学研究室内
TEL: 049-283-2310  FAX: 049-282-3721
E-mail: nkkg@eiyo.ac.jp
 
執筆者:日本健康教育学会 広報委員会


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