最新の国内ランニング・ジョギング推計人口
(記事作成:公益財団法人 笹川スポーツ財団)
ジョギング・ランニング推計実施人口は877万人。コロナ禍前の水準に。
笹川スポーツ財団(以下、SSF)では、1992年から日本国内におけるスポーツ活動の実施状況などの調査を定期的に行っています。具体的には、週1回以上の運動・スポーツ実施率、好きなスポーツ選手、スポーツ観戦率、座位時間などで、幅広く国民のスポーツライフを調査しています(スポーツライフ・データとして刊行)。
その中で、野球やバスケットボール、サッカーなどの種目別実施率、推計人口も調査しており、今回はジョギング・ランニングを紹介いたします。
最新の調査結果(2022年調査)では、20歳以上の年1回以上のジョギング・ランニング実施率は8.5%で、2020年の10.2%から1.7ポイント減少しました。性別にみると男性の実施率は12.3%、女性は4.6%でありいずれも2020年から減少しています。過去20年間の推移で振り返ってみると、2002年(4.8%)から2012年(9.7%)にかけては右肩上がりで増加し、その後は多少の変動はあるものの総じて横ばいでとなっています。
推計人口は877万人でした。過去最高を記録した2020年の1,055万人から178万人減少し877万人で、男性は612万人、女性は245万人であり年1回以上ジョギング・ランニングを実施する人は男性に多いことが分かります。この傾向は調査を開始した1998年から同様であり、2002年から2012年にかけて広がった実施率の男女差は開いたままです。
■担当研究員 鈴木 貴大(政策オフィサー)
▼性別、年齢別の詳細データは下記よりご覧ください。
執筆者:公益財団法人 笹川スポーツ財団 広報チーム