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【日常生活と歪み・症状の関係性について】

はじめまして。
身体と向き合う健康LABOを運営しております、柔道整復師の小森崚司です。
初めての投稿なので、まずは僕の「歪みと身体の不調」についての見解をお伝えしていきます。

僕はこれまで、柔道整復師として約10年、約2万人以上の方の施術をさせていただく機会があり、そのたかが10年という僅かの期間ですが、患者さんが抱える「症状」や「身体の悩み」や「ゆがみ」と本気で向き合ってきた中で、見えてきたものがあります。

『「ゆがみ」は、私たちが何気なく動かしている日常生活での「動き」の結晶』ということです。


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■自分の身体を制御できなくなった時に「症状」は出る
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一度、「症状」と「ゆがみ」の関係性について整理していきますね。

私たちが何気なく動かしている日常生活での「動き」
例えば、
・ベッドから起き上がるときは、ほぼ右に身体を向けてから立つ。
・バッグを持つのは、大体左手。
・ズボンを履く時は、右足から。
・ソファに座ってテレビを見る角度は、右向き。
・仕事で座っていることがほとんど。

あげたらキリがないので、これくらいにしますが、
このような生活動作の積み重ねの上に、いわゆる「ゆがみ」が存在します。
※「ゆがみ」ちゃんは悪者ではなく、「あなたの生活の記録係」です。

この「ゆがみ」ちゃんに、同じ生活の記録ばかりさせ(同じ部位に負担ばかりかけ)ていると、限界(制御できない状態)が来ます。
「もう限界(制御できない状態)だー!」という声が身体が発する「症状」です。


この「制御できない状態」になるほど、同じ筋肉、同じ関節、同じ神経などに負担をかけていることで、色んな「症状」が出てきます。

わかりやすい例でいくと、「ランナーが走りすぎて膝を痛める」という、こういった症状です。

まとめると
”日常生活で、同じ動き、同じ姿勢、同じ食事、同じ行動を、いつも同じ環境で行なっている”

この毎日何気なく取っている行動の積み重ね「ゆがみ」を作り

その偏りが強くなって、自分の身体が制御できなくなった状態になると「症状(痛み、しびれ、なんらかしらの不調等)」として、僕らの身体はSOS信号を発信します。

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■「症状」は戻る?
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僕が整骨院で働き始めてから、ちょくちょくお客さんから「整骨院に来ても、症状は戻る」ということを言われていました。

でも、実際には「症状が戻らない人」もたくさんいます。

今までの僕の経験上、この「症状が戻る人」と、「症状が戻らない人」の大きな”違い”は『日常生活でかけた身体への負担に対してのケア』がちゃんとできているかできていないかの違いでした。

たとえば、毎日仕事で座る時間がほぼ8時間という人が、座る時間が長いためにお尻の筋肉の緊張で腰が痛みが出ていたとします。

その方が整骨院の施術で痛みが改善されたので、元の生活に戻っていく。

また痛みが出るのは一目瞭然ですよね?

僕はこの状況で、必ず施術後に”お尻の筋肉の緊張を取るためのケアの仕方”をお伝えしますが、ここで大体3つにパターンに分かれます。

1つ目は、なかなかケアができず、仕事をしているうちに症状が戻ってしまったパターン。

2つ目は、ケアをしているが、身体にかけている負担よりもケアの時間が足りてないために、症状が少しもどってしまうパターン。

3つ目は、身体にかけている負担に対して、大体6割以上のケアができていて、症状が戻りにくくなるパターン。

そう、原因である生活習慣に対して、大体6割(半分ちょい)のケアで症状は戻りにくくなります。
そのほんの少し意識を変えて、「ケアができている」か「ケアができていない」か
これが、「症状が戻る人」と「症状が戻らない人」の大きな”違い2です。

もちろん、しっかりとケアできるに越したことはありませんが、生活習慣を変える作業はとんでもなく大変ですよね。
でも、知識をつけることで、ほんの少し意識を変えるキッカケが増えることは確かです。

今ではみんなが知っている、「足を組んだら骨盤がゆがむ」という知識。

中には、それでも組むという方もいらっしゃいますが、知っていて足を組むのと、知らないで足を組むのでは、明らかにその後の対処の仕方がわかっていたほうが改善の余地はありますよね。

その意識を変えるキッカケになりうる”知識”を、ありったけ発信していこうと思っておりますので、楽しみにしていてください。

話は少し戻りまして、ここから、「症状」を戻らないようにするために、今日からできることをお伝えしていきます。


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■自分がどのように毎日を過ごしているかを細かくチェック
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僕が初めてのお客さんを施術する際、大切にしていることがあります。

それは、
「1日の中で、一番過ごしている時間の長い『姿勢』『動き』『作業』はなんですか?」ということです。

”一番過ごしている時間が長い”ということは、身体もその状況に合わせて対応しようとするため、「ゆがみ」の割合が高くなる。

割合が高い「ゆがみ」から着手していけば、身体を改善していく割合も高いので、「症状」が改善しやすいという効率性も高くなるのです。

この”自分が何に時間を割いているか”を知るだけで、大まかな「ゆがみ」のチェックが可能になるので、あとは、ちょっとした知識を入れるだけです。

知識の話は、生活状況にもよりますので、追々お伝えしていきます。

まずは、ご自身がどんな身体の使い方をしているか、気に掛けるところから初めてみてください。

【オンラインサロンはこちら】
身体と向き合う健康LABO https://www.kenkou-labo.com/

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