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第47回『筋トレをすると痩せやすくなるのか?』

読者の皆さん、こんにちは。 私、健康運動指導士として、健康維持・増進の為の生活習慣・運動をご提案していますMark(マーク)こと、坂口まさしです。

初めてお読みいただく方は、こちら(第1回ご挨拶)をどうぞ!!

☛今後の予定(予告なく変更する場合があります)☚

01/27 (有料)寒い今は健康的に痩せるチャンス?
02/03 バイキング太りは食べ過ぎのせい?
02/10 (有料)健康なまま痩せるコツ その5

では始めましょう!!

~百聞は“一動”に如かず~

 巷の怪しいダイエットや、今の言葉で言えば“あおり系”のそれらの横行は後を絶ちませんが、そんな中もっともらしいエビデンスと言うのか、説得力のある痩身術の一つがこちら。

☛「筋肉が増えると基礎代謝が上がって、エネルギーを消費しやすくなる為に痩せる」

99歩譲って、こうお答えしましょう!!

「間違ってはいませんが、どんな筋トレをするのかは知っておいて欲しいと切に願います。」

 ※簡単に「筋肉が増える」と想像しない方がいいでしょう。

少なくとも、このロジック(筋トレをすると痩せやすくなる)で、痩せていった人を私の経験上30代以降で拝見したことはありません。

つまり・・・

あなたがもし、40代以上なら、あまりアテにしない方が良いでしょう。

こうしたことが、聞く人のタイミングと、話す人の立場によって大きく解釈が変わります。

ちなみに関連はこちら

『第38回 基礎代謝を上げると痩せるのか?』

ただ、「痩せやすくなる」というキーワードが曲者ですね笑。

 筋トレをすることで確かに筋肉量が増えて、その結果基礎代謝が上がり、消費エネルギーが増えるというのは道理に合っています。

 では筋肉を増やしましょう!! と言っていざ実施するとなると、ここはやった人にしか分からないという事になりますね。

 

出来ますか??

 

 仮に正しいやり方で、筋肉を健全に増やそうと思うと、概ね10週間~3か月程度かかります。そこまでやるだけでも大したモチベーションだと思うのですが、これにはトレーニングの原理・原則と言うのが働きます。

 ちなみにトレーニングの原理とは、どういう意味なのか? それは、それはトレーニング(ここでは筋トレ)でからだに起こる現象そのものを指します。つまり、以下の3つがトレーニングを行うことで顕著に現れる現象という事です。

その原理3つをご紹介しましょう!!

1.  過負荷の原理

2.  特異性の原理

そして3つ目が、今回特にご紹介したい『可逆性の原理』です。

👉可逆性とは・・・
トレーニングを行って高めた体力や筋量も、トレーニングを止めてしまえば元のレベルに戻ってしまうのです。体力や体型を維持するのはもちろん、筋肉量もトレーニングを継続していく必要があるのです。

 ということでまとめますが、痩せるための目的の一つに仮に“筋トレ”を入れたとして、それが、貴重な時間の一部である事を認識してほしいのです。
また、筋トレは健康の維持・増進には素晴らしい手段となりますが、痩身と健康をセットで意識するなら、筋トレの優先順位もおのずと上がるかもしれません。

つまり・・・“痩せやすい”のは事実だが、一時だけ気張るものではない。それは可逆性があるから。

 ではまた!

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