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古武術卓球と健康

古武術とは、日本古来の種々の武術を総称したものをいい、現代の日本人が失ってしまった効率的な身体操作法に基づく動きを多く含むと言われています。
いわゆる古武術卓球は、このような古武術の動きを取り入れる卓球をいいます。

古武術卓球で一番有名なのは何と言ってもこちら

布袋先生だろうと思います。
他にも古武術を知っていて卓球指導に取り入れていると思われる方をちらほらお見かけしますし、明示的でなくともどこかで古武術式の打ち方に触れたことがある人は多いのではないでしょうか。

その要諦は「力まないこと」
身体が力むとボールに効率的に力が伝わらず打球に威力が出ないし、安定しません。
また、力みにより身体が固まり怪我をしやすくなります。

と言っても、単に脱力すればいいというわけではありません。
部分的に力を入れるのではなく、身体全体を連動させて動かす必要があります。


では、具体的にどういう動きをすればいいのでしょうか。

古武術の本をたくさん読んだり研究した結果、表現は違えどやはりどれも同じことを言っていることに気がつきました。

私なりに解釈すると、端的に言って

身体の中心を定め、末端を浮かせる

ということになります。

身体の中心とは、体幹と言う人もいれば丹田と言う人もいるし、重心という人もいます。
解剖学的には「仙骨」と捉えておけば間違いないのではないかと思います。骨盤の真ん中にあり背骨を支えている骨です。

身体の末端は手足です。
末端を浮かせるというのは手足を固定しない。つまり手打ちにならないようにして、足はべったり地面についたままにしないということです。

このように身体の中心を定め、末端を浮かせる状態を維持して動き、打球する。
そう聞くと、ごくありふれた話のようにも思われるかもしれません。
しかし、私が思うにそれさえ確実にやっておけば十分であり、卓球の打法に関する他の細かいコツやTIPSはどうでもいいという構えで臨むことがポイントなのだと思います。

それくらい「身体の中心を定め、末端を浮かせること」のプライオリティは高く、かつ容易ではないのです。


こういったことを身につけるための練習法はいろいろあり、
YouTubeでも見つかるし、布袋先生のDVD(私は見てませんが)にはたくさん収録されていることと思います。

ここでは具体的な練習法については触れませんが、
古武術卓球の練習を実践する場が必要だと考えています。
そういった実践の場、コミュニティーを作るのも健康卓球研究会の役目であると自負し、活動していきます。




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