【ハイパフォーマンスに関わる‼】股関節をトレーニングすることが重要なのはなぜ?
股関節をトレーニングすることはとても重要だ
『股関節をトレーニングする』
ことがなぜ重要かを実際のエクササイズ含めシェアします!
ポイントは『3つ』です。
※股関節の動画は最後にあります
❶人体の中で最大最強の関節である
股関節は、骨盤と大腿骨と連結し構成される関節になります。
骨盤は、寛骨(恥骨・坐骨・腸骨の融合)と仙骨¹⁾を指します。強固に連結した靭帯で構成されていることも特徴の1つです。
大腿骨は、人体の中でも一番長く、重い骨です。
股関節は、球関節(多軸関節)です。
多軸関節とは、運動する自由度が3面あります。
曲げたり、伸ばしたり、捻ったりすることができます。
❷体重支持と移動能力ができる
股関節の役割には、
『体重支持』と『移動能力』を担っています。
具体的な動きで説明すると、
立位・歩行・走行は、
この体重支持と移動能力で可能としています。
つまり、実際のスポーツ動作においても関与している動きになることがわかります。
・陸上競技では、走行
・サッカーでは、キック動作
・テニスでは、ストローク動作
などを再現するために、重要な人体構造の1つです。
では、股関節はどのように発達したのでしょうか?
人は、四足動物から進化して、二足歩行を可能としました。
二足歩行を手に入れることができ、
腹部臓器を支えるために、腸骨翼が広がり骨盤が広がった²⁾と言われています。
❸股関節に関わる殿筋群のPCSA
* PCSA(physiological cross sectional area:生理学的筋横断面積)
⁑ 筋体積
PCSA³⁾とは、
生理学的筋横断面積²⁾といい、筋肉の実質の太さであり、
筋の発揮力に大きく関わる
筋体積³⁾とは、
筋線維長とPCSAのかけ算。
【速さ】と【力】の総合能力を表すのが筋体積である²⁾ため、大きければ大きいほど能力の高い筋と言える。
大殿筋は単体ではNo1
・筋体積864㎤
・PCSA59.6㎠
※それ以外の筋肉は添付画像参照ください
日常生活動作では
・歩行
・立ち上がり動作
・片脚立位(特に関わる)
などの安定性には勿論関与します。
スポーツ動作では、
・ランニング
・ダッシュ
・ジャンプ
股関節伸展、外旋動作に大きく関わります。
股関節のトレーニングは欠かせない‼
❶股関節は人体最強の関節である
❷体重支持と移動能力を可能とする
❸殿筋群のPCSA
これらの3つのポイントは、
日常生活動作にもスポーツ動作にも
年齢関係なく必ず関わる大切な機能を持っている構造です。
【今日のコトダマ】
股関節のトレーニングは欠かせない。
股関節の大切さを知って、トレーニングすることが、
健康増進、ケガ予防、パフォーマンス向上に繋がる
自宅でできる股関節のトレーニング方法-1例-
Refarence
¹⁾石井直方,岡田隆:骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典.ナツメ社2013.
²⁾板井健雄 監訳:プロメテウス解剖学アトラス第2版 解剖学総論/運動器系.医学書院.
³⁾石井直方,荒川裕志:筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典.ナツメ社2012.
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