日野原重明先生との出会い
健康外来を始めた当初は従来の医療の外来とは違い、「外来のあり方」から始まり、実は「健康とは一体何なのか」という根本理念に私自身が悩み始めました。
そんな時に聖路加病院院長だった日野原重明先生を雑誌で知り、自分の考えを手紙で書いたところ、思いもかけず先生から会いたい旨のご返事を頂き、聖路加病院をお訪ねしました。
初めてお会いした時、先生の最初の言葉が「君は良い外来を始めましたね」でした。
そして「受診者に対する心」や「人が生きること」、「健康とは何か」など多くのことを先生から教えて頂き、ようやく自分なりの健康観と健康科学を確立することが出来ました。