【#015】 健幸とは
実は私の健幸の捉え方は、病気も健幸の一部として考えます。
今までの健幸観は病気と対比した健康しか考えていません。
世間では病気がないのが健幸、病気予防が健康づくりとして、予防医学ではその考え方が基本です。
では病気を持っていない人、例えば癌、高血圧、脂質異常、肥満、糖尿病など、さらに何らかの症状例えば肩こり、腰痛、頭痛など皆なんらしかの身体の不調を持っています。
何も症状も病気もない人は地球上にはいません。
病気と対比したような健康人は皆無です。
様々な病気を抱えながらでも、日常を元気で生き生きと過ごしていることこそが、健幸の証と私は思います。
検診で異常がなければ健幸とは決して言えません。
病気がなかっただけの話です。
検診では健康度は検査していません。さらに言えば正常値は健幸度ではなく、病気になる平均値を出しているだけです。
たとえ病気があっても、健やかに日々生き、健やかに死ぬことできることが健幸です。