【#036】『いのち』を意識する
私たち人間はほかの動物と違い、『いのち』を意識することができます。
他の動物は、生きるために本能だけで行動しているので、『いのち』を意識することができません。
しかし、私たちも日常の生活の中では、なかなか『いのち』を意識することがほとんどないです。
そんな日常で突然病気にかかり、特に癌などでは改めて自分の『いのち』を意識し始めます。
自分の病気と健康、さらに今までの生活から自分の余命までを考え、自分が死ぬまでの時間まで考え出します。
『いのち』とは、今自分が生きていることを意識できる時間です。
この時間こそ私たち人間は自由に使えます。
そしてその中で最も貴重な時間は、人との関係です。
これが「人」ではなく「人間と」言えます。
自然の中にいれば、人は自分を人と意識します。
これは自分が自然の中で生かされていることを感じ、そこで生きている自分の『いのち』を感じることができます。
そこには他人も生きているために、他人と同じ空気が流れ、同じ波動を感じているはずです。
それが人と人とが同調した人間の『いのち』を感じることができます。