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どうやって色々な国で出会った人の写真を撮るの?

せっかく色々な文化や風習、服装など、魅力的な国を旅して、出会った人々の写真を撮りたいのに、結局うまくコミュニケーションが取れず旅行が終わってしまった。そんな経験ありませんか?

せっかくの異国の文化に出会ったのに残念すぎますよね

初めまして、私は世界各地を旅して動画、写真を撮影している【Kenkentravel】と申します。現地の人々との出会った魅力ある人々も撮影しています。詳しくInstagramにアップしていますのでぜひ、ご覧になってください。

https://www.instagram.com/kenkentravel20/

写真をご覧になってくれた方から
「どんな風に色々な国の人の写真を撮っているの?」
と尋ねられることがあります。
ここでは、私が実践している人々との距離感の縮め方をまとめてみました。

エジプト、カイロで結婚式に参列していた美男美女カップル

撮影する前に

いきなりカメラを向けない

被写体となる人に出会って、突然カメラを向けてしまったなんてことはありませんか?当たり前ですが、見ず知らずの外国人が突然カメラを向ければ嫌悪感を抱く人も少なからずいます。これは私たちも一緒ですよね。
「なんて魅力的な人なんだ」「撮影したい」と思っても、そこはグッと我慢、まずはその人との距離を縮めてみるといいと思います。

エジプト、アレクサンドリアで楽しそうに話をするカップル

やっている作業や売っているものなどに興味を示す

出会った人が魅力的だと感じる時は、その人の雰囲気や服装、やっている作業、売っているものなどに魅力を感じていることが多いと思います。そこで、やっている作業に興味を示してみたり、時には一緒に作業をさせてもらったり、着ている服装を褒めたり、売っているものについて尋ねてみたりしながら距離を縮めてみるといいと思います。誰でも自分のことや、やっていることに興味をもってもらえることに悪い気分はしないと思います。
なんだか、こんなことを書くとまるで詐欺商法のようですが、決してそうではなく、自分が惹かれたものに心から興味を示していくと、案外相手は丁寧に教えてくれたり、体験させてくれたりします。

エジプト、ルクソールのパン屋
トルコ、マルディンで出会った聖者

相手へのリスペクトを忘れない

誰でも面白半分、興味本位で撮影をされるといい気分にはならないと思います。ましてや見ず知らずの外国人では余計にそうではないかと思います。まずは相手へのリスペクトを心から示すこと、自分たちとの文化や風習の違いをリスペクトする気持ちを示すことで、相手もこちらの思いを理解してくれたりします。

ヨルダン、ペトラ遺跡で出会ったベルベル人

笑顔を絶やさない

突然やってきた外国人が硬い表情で近づいてきたら、きっと相手も警戒心でいっぱいだと思います。しかし、案外こちらが笑顔で近づいてみると相手も笑顔になってくれたりします。時に豪華なひげを蓄えて一見すると怖そうな表情をしている人も、笑顔で近づいてみると、それまでとは違う和やかな表情を見せてくれたりします。相手の表情で緊張してしまうこともありますが、こちらからパッと笑顔を振り撒くとそこから状況が一転することもありますよ。

トルコ、マルディンで出会ったパン屋の店主
アルメニア、ギュムリの女性

距離が縮まったところで、尋ねてみよう

距離が縮まったところで、写真を撮らせてもらってもいいですか?と尋ねてみましょう。恐る恐る尋ねてみると案外「もちろん‼︎」「いいよ‼︎」なんて言葉が返ってきます。そこで撮影した写真は、関係性があるからこその柔らかい表情や、より魅力的な姿で撮影することができます。
中には自撮りを一緒に撮ろうなんて場合もあるのでそんな時は喜んで一緒に撮影するといいと思います。

ジョージア、トビリシ郊外で出会った牛飼い
トルコ、エルズルムで出会った美人3人組

写真を撮らせてもらったら

写真を送る

今はとても便利な世の中で、撮影した写真をメールやSNSを使って簡単に送ることができます。
昔は「住所を教えるからここに印刷した写真を送ってくれよ」なんて言われることがありましたが、今はインタネットがあれば手軽に送ることができます。
私は撮影させてもらった後に、もしSNSがあれば後で写真を送るよ?と伝えるようにしています。そうするとみんなとても喜んでくれます。ちなみに私がよく使うのInstagramのメッセージですが、What`s UpやGmailなどで送ることもあります。その場で送ってもいいのですが、後でちょっと手直しをして送ってあげるとより素敵な写真になるのでとても喜ばれます。相手への感謝の気持ちも込めて私はその日宿に帰ったら簡単な手直しをした写真を送るようにしています(その日にやらないと忘れてしまうので笑)
後日、相手からお礼のメッセージが送られてきて、喜んでくれていることが伝わってくると、とても嬉しい気持ちになります。

トルコ、エルズルム、オスマン帝国時代の家に住む老人

最後に

こんな形で私は海外で街を歩きながら写真を撮影したりしています。もちろん全てが上手くいくわけではないですし、「No!」と言われることもたくさんあります。そんな時はもちろん相手の気持ちをリスペクトして、挨拶、笑顔を忘れずにその場を去るようにしています。

また観光地になればなるほど、撮影すると「お金をくれ」なんて要求もあります。「なんで!?」とイラッとする気持ちももちろんありますが、これも観光客である私たちがそうさせてしまった部分もあるわけです。

でもそんな観光地でも、観光場所を外してローカルなエリアに行くと素朴な人々に出会えたりします。
また、観光客が多く訪れるような国でも観光名所ではない地域を訪れてみると、気さくで人懐っこい全く違う人々に姿に出会うことができます。
ぜひ、旅の際に少しローカルなエリアやあまり観光客が足を伸ばさないエリアを訪れてみると、その国の違った表情が見えたりするのでおすすめです。

以上が私の旅での人々との触れ合い、撮影までの過程です。
もちろん、正解は一つではないですが、
旅に出たら、自分なりの方法で現地の人と距離を縮めて、綺麗な風景や食事だけでなく、ぜひ出会った魅力的な人々の様子も写真に収めてみてください。

エジプト、カイロ、ハヤメイヤ通り、アップリケ刺繍を売る男
トルコ、エルズルムのドライフルーツ家の店主
モロッコ、マラケシュの色とりどりのオリーブの並ぶ店先


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