個性心理学は勧誘の手段
最近、ネットワークビジネスに勧誘されたのですが、、、、
まぁ〜やりませんよね(^^;;
良いか悪いかの倫理的な事は考えるとキリがないので、考えませんが、やりません。
だって、セラピストであり、占い師でもあるので、ネットワークビジネスをしてしまうと、まるで、
「この壺を買ったら、あなたのカルマが取れて、不幸がなくなる。」というのと一緒になってしまって、お客さん安心できないですよね〜。
不安を煽ったり、これがないと治りません!!とかほのめかしてみたり、他の商品の価値を落とすような事を言ってみたり、それってもう論外。そんなことしてる人って99パーセント詐欺師って思っています。
ネットワークって、みんながみんなそうじゃないとは思いますが、やはり勧誘すれば勧誘するほど売上が上がり収入も多くなるし、勧誘した人が売ってくれれば、自分のグループの売り上げも上がり、自分の伯も上がるってシステムなので(そんな事ない!!っていう人もいますが、実際説明聞くとそういうシステムだなって思う。)、自分がズレやすいんですよね。相当意識してないと、上記のことをしちゃいがち。
だって、楽なんですもん。ちょっと自分が成果を出して、それを過大に宣伝をして、そこに集まった人に対して不安を煽るだけで、自分の商品って売れますもん。一種のマインドコントロール。
まぁ実際は、単純にネットワークの仕事やりたくないです。理由があるわけじゃなくて、やりたくないからですね。この原理分かんない人には分からないだろうな〜。これぞ感覚人間ですよね 笑
と、こういうことを書きたいわけじゃなくて、
驚いたことがあったのですが、このリーダー格の方がなんと、「個性心理学」を利用して勧誘をしていたのです〜。
「個性心理学」といえば、、、
そう、「動物占い」のことなんです。
生年月日を使って鑑定をする占術で、12匹の動物に分類するんです。そこから60種類に分けて性質をみていくのです☆動物に例えてあるので、視覚化できるし、イメージ化もしやすいというのが特徴ですね!
んっっ!心理学ではなく、占いじゃないですか〜!!そうなりますよね☆
占いって科学的に裏付けはできないから、あてにならないって思うところもありますが、目の見えないモノが分かる人が読み解いて体系化してみて、それが物理主義の人が疑いの眼差しで統計的に調べてみて、確かに当たっているのかもな〜となったから、今現在も残っているのだと思うのですよね〜。
動物占い、実際当たっていることが多いんですけどね☆
ちなみに、「四柱推命」と「宿曜占星術」をベースに考えられているから、動物占いって東洋の占術ってことになりますね☆ちなみに自分自身、その系統にあたる「算命学」を利用しております。
その方がどのように利用していたかというと、、、
「最近、動物占いの創始者直々のお弟子さんである人と知り合いになって、個性心理学を教えてくださる機会があったの、それが本当に面白くて当たっているのよ〜。私そういうの信じてなかったんだけど、いざ聞いてみるとや自己分析に役立ってすごくよかったわ!ざっくりと調べ方分かったのであなたのも見てみましょうか?」
みたいな感じ。これは断れないですよね。うまい誘導の仕方だな〜って思います。
「へ〜!ありがとうございます☆」
となり、生年月日を言って、調べてもらう。それでワイヤワイヤと盛り上がる。占い好きな人ってなんだかんだ多いですからね〜。
で、ここで動物が何だったかとか、どういう性格で〜というのはどうでもよくて、どういう傾向があるかというのを見極めるのです。
出てきた動物によって3パターンの分類ができるのです。いろんな呼び名があると思いますが、
「月」、「地球」、「太陽」
で分析します。
「月」→柔らかな雰囲気で、相手によって形を変えることができ、人間関係の潤滑油になれる存在。和を乱すことを嫌い、仲間を大切にしたい人。(こじか、黒ひょう、たぬき、ひつじ)
「地球」→地に足がついて、変化に富んでいる。無駄を嫌い、時間を大切にし、ペースを乱すことを嫌う。現実的で等身大でおだてには乗らない。ライバル意識が強く、負けず嫌い。(狼、猿、虎、コアラ)
「太陽」→明るく、人の心を明るく照らすイメージ。気分屋だが、弱音を人前で吐かない。国際的で、束縛されるのが嫌いで、天才肌。褒めて伸びるタイプ。(チーター、ライオン、ゾウ、ペガサス)
となります。
つまり、
「月」→人優勢
「地球」→合理的、論理優先
「太陽」→大物思考、希望優先
となり、どうやって勧誘すればこの人が食いつくのかが分かるんですよね〜。
ひつじさんには、
「こんなすごい人がいるんだよ〜!会ってみない?」「素敵な仲間ができるんだよ!」など、人との交流の素晴らしさをアピールすると食いつきやすい。
狼さんには、
「これだけすればこれだけの収入がはいる」「この商品はこういう素晴らしい考えの元、こうして作ったので、世界一だ!」みたいな、論理的な事や、やるメリットや達成できる手段をしっかりと伝えるのが食いつきやすい。
ライオンさんには、
「これをすればあなたの夢が叶う。」「こんな素晴らしいライフスタイルを送っている人がいる。」など、未来にはこういう素敵なことが待っているなど、希望的未来をイメージさせることができれば食いつきやすい。
こんな感じで、人にはパターンがあるモノなのですね。
その上で、それにマッチした話をする人のセミナーとかミーティングに連れて行くのです。
生年月日を調べて、あなたはどうのこうの?というのも楽しいですか、人間はこういうパターンがあって、その人がどういう人か?というのを見極めれば、人間関係において円滑にすすめられるのです。
何人かみていくと、別に生年月日を聞かなくても、話す内容や行動、容姿などをみて、この人はこういう人だって分かっちゃうモノなのです。
占い師って言わば、一目見て、素早くその人をパターン化するのが上手い人なのかなと思ったりします。だって、鑑定すればするほど、人間って一緒だなーって思いますもん。
だから、こういうネットワークビジネスで成功している人って、いわば何万人と会ってきて、どう言えば響くかとか、この言葉はNGだのか、柔軟に考えることができたり、成功哲学みたいなモノがしっかりとあったりする人たちなので、一般の人より一枚も二枚も上手なのです。
ですので、まともに戦ったら、負けます。相手の思う壺なんですよね。戦わないで、さっさと逃げるのが一番良いのかなと思ったりします。(なんか、悪者であるみたいに書いてあるけど 笑)
本来東洋占術は戦いで用いられていたそうです。情報を得て、そこからどういう性格とか、どういう行動をとるか?という事を研究するわけですね。帝王切開というのも、お腹にいる男の子が王として相応しい日にち生まれるために、お腹を切って産ませたというところから来ています。
だから、顔も隠して、名前も隠して、生年月日も隠して、声も隠して、、、、としていたようですね。命や国がかかってますからね。
今はそういう時代でなくても、人間を知るのって、人生をすすめていく上ですごく大事ですし、楽になります。しかし、そういうのを使って、巧みにコントロールできる人もいるのも確か。
結局、人を判断する上で、知恵が素晴らしいとか、その人が巧みなスキルを持っているからとか、お金持ちだから、たくさんのツイッターのフォロワーがいるからとかじゃなくて、その人が誠実であるか?という事が大事な気がします。
薬にも毒にもなりうることがありすぎて、それが苦労しなくても簡単に手に入れられるこの世界で、使う側の人間が誠実であるか、そうじゃないかというその比率によって、世界って変わってくるんだなと思ったりします。
でも、そこが難しいんですけどね!!誠実だな〜と思っていても、この人ってこんな人だったの?って思うことがあったり、世のために〜と言っていても、無意識に人を騙すような事を平気でやっているのに、それに気づいていない人とか、最初は誠実でも、途中でなんかおかしくなっていくる人とか。。。
そんな世の中だからこそ、自分が誠実であろうと決めるのが大事なのかなと思いますね。
佑治郎