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フィルターを外して子どもを見る2つの方法

あなたは、自分の子どものありのまま姿を観察できていますか?

実はありのまま見ているようで、ほとんどの人が子どもに対して、先入観や期待など、どうしても自分の価値観というフィルターを通してみてしまいがちです。

この大人のフィルターがかかることにより、子どもの行動を理解しにくくしたり、子どもの行動を問題視してしまい、過剰に口を出したり、子どもからすると理不尽に叱ってしまったりという、良くないコミュニケーションにつながってしまうことがあります。

ということで、今回のブログでは子どものありのままを観察する方法ということで、具体的なポイントを2つお伝えします。

子どものありのままを観察できるようになることで、今まで問題視していた子どもの不可解な行動にも理由があることがわかるようになり、過剰に口を出したり、叱ったりすることがなくなり、逆に子どもに共感できるようになるので、ぜひしっかりと学んで、ご自身の育児に取り入れてみてはいかがでしょうか?

では本題に入りますが、子どもをありのままに見るためには、大人の価値観で決めつけないことと、子どもへの期待を捨てることがとても重要です。

実際にあったケースですが、3歳の女の子が大切にしていたぬいぐるみに、突然カラトリーから取り出したナイフを突き刺しました。

それをみたお母さんはびっくりして、そんなことしたらお人形がかわいそうじゃない?

と声をかけたそうです。

しかし、娘から返ってきた言葉は、この子ね、お腹痛いって言ってるからお医者さんしてるの。だったそうです。

これこそ、大人の価値観で子どもの行動を理解しようとして、行動を問題視してしまった例ですね。

またお風呂から体を拭かずに子どもが出てきたら、あなたはどう思い、なんと言うでしょうか?

ちゃんと体を拭きなさい!
なんでそんなびちょびちょのまま出てくるの!

こんな感じでしょうか?

でもその子は、何かママに早く見せたいものがあったのかもしれませんし、早く出て遊びを続きをしたかったのかもしれません。

ちゃんと体を拭かないと、床がびちょびちょになるというのは、大人の価値観であり、残念ながら子どもにはそんなこと関係ないんですよね。

さらに、昨日は体を拭くことができたとしても、今日もできるという保証はありません。

人の成長というのは、行きつ戻りつを繰り返して、だんだんできるようになるものです。

小学校で習ったリコーダーでも、練習していくうちにうまく吹けることが増えていきますよね。

この時も、成功と失敗を繰り返してだんだん成功率が上がったと思います。

子どもがこぼさずご飯を食べれることも、体を拭くことも、トイレの練習も、すべて同じなんです。

だから、1回できたくらいで、もうできるようになった!と子どもに期待しすぎるのはやめましょう。

前回できたから今回もできるというのは、親の勝手な思い込みであり、過剰な信頼です。

子どもに対する期待は、一番できていない時を基準にしておくことをお勧めします。

そうは言っても、なかなか親の価値観を押し付けないことや、期待をしないことというのは、いくら気をつけていたとしても難しいですよね。

実際にどうやれば、価値観を押しつけず、期待を下げることができるのか?

具体的な方法を解説します。

ポイントはたった一つです。

子どもの行動ではなく、『興味関心』に目を向けることです。

子どもの行動を理解しようとしても、なかなか大人になってしまった僕たちでは、価値観が邪魔をして子どもの行動を純粋に見ることはできません。

そこで、子どもが気になる行動をした時、その子が何に興味関心を持っているのか?に目を向けて欲しいんです。

イメージとして、ゴルフのキャディさんのようなイメージです。

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子どもと向き合うのではなく、同じ方向を横並びで見るというイメージです。

先ほどのぬいぐるみにナイフを突き刺した場面で、行動だけを見るとナイフを突き刺すという、一見恐ろしい場面のように感じますが、子どもの興味関心は『物語』として、調子の悪くなったぬいぐるみを助けることでしたね。

また、体を拭かずに出てきた子どもの興味関心は『ママに見せたいもの』または『早くやりたい遊び』でしたね。

このように横並びで子どもの見ている『興味関心』に一緒に目を向けることで、『なんでそんなことするの!』と思っていた行動が、理解できるようになりますよね。

さらに興味関心を理解することにより、手術にはおもちゃのナイフを使おうね!とか、体を拭かずに遊ぶとおもちゃが濡れるよ!といったように、不適切な行動を修正することも可能です。

このように、子どもの『興味関心』に目を向けることで、子どものありのままを観察することができるようになり、不要に子どもにイライラすることなく、行動を理解してあげることができ、不適切な行動を修正することができるようになるという、メリットだらけの状態になりますので、ぜひ日常の子育てに活用してみてくださいね!


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