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折り紙作品 ふくろう

約5ヶ月ぶりの更新となります。そして恐らく、今年最後の記事になります。


創作の動機

勝田氏のシマエナガのような、折り手のさじ加減で目の大きさが変わる作品を創りたかったのです
そう、このコンセプトからは外れることとなりました…
具体的には、初手から大胆なぐらい折りを入れても後の弊害が少ない作品と言えば良いでしょうか
ことあるごとにぐらい折りが嫌いと語ってきて今更どうしてしまったのかと、自分でも半ば驚いていますが、基本形にしろぐらい折りなし作品にしろ、続けていればやめる潮時みたいなものは来ると思っていたので、ごく自然な理なのでしょう。

試作

言葉で説明するのが難しいですが、写真に示した通りです

試作1

角を中心に合わせるように折り、白い部分を正方形になるように折り込めば目ができるだろうと、当初は予定していました。が、折り進めているとあることに気が付きました。

試作1

これは…魚の基本形ですね…
伝承基本形ヘビーユーザー(主に魚と鶴)として見逃せるはずもなく、早くもコンセプトは葬られるのでした。自身の創作において、主軸となるコンセプトをこれまでもまったくキープできていないのが自分の弱みなのか、臨機応変に対応することが自分らしいやり方なのか、今後も模索していく必要がありますね。

試作2

ここで立体化を少々
目を中心に持ってくることで、対角線の長さを最大限に活かし、背中や尾羽を作り、隙をなくすことで360°鑑賞に耐える作品として、コンセプトを再設定。より強固な留め折りを模索します。

試作3

…の前に、まずはインサイドアウトを見直してみます。嘴や羽周りの細かい折り方を設定。結局、またもぐらい折りなしとなってしまいました。

なんやかんやありまして(怠)

完成

左右のフラップを紙の裏に折り込むようにして留めてみました。見えていませんが、お尻のあたりも、立体的に段折りして留めています。側面もしっかり22.5度基準で立体化されています

それにしても内容が薄い…

2025年も宜しくお願いします🙇

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