社会福祉研究のダークサイド
大学院では自身で研究テーマを設定し、先行研究レビューをまとめ、調査方法を考え、仮説検証しながら自身の研究を深化させていきます。
今回は私自身が研究時に「陥りやすい罠」を「ダークサイド」として綴っていこうと思います。
私がダークサイドとしてあげるのが「やらずにはいられないから」からやる研究(『社会福祉研究法現実世界に迫る14レッスン』P8)です。これは私自身、陥りやすい罠だと思っています。例えば社会福祉士が世の中に認められるためその使命感や結果を強く望み行うことで、私自身に都合の良いデータだけを集めてしまうことです。
もう一つのダークサイドとしては社会福祉の研究には実践現場が伴うことが多いと思います。例えば社会福祉士をその研究の対象とするのであれば、自分の仲間を研究対象とすることになります。私自身の仲間を研究対象としてみなければなりません。感情的に複雑な気持ちになります。仲間から「研究対象とするのは何事か」とお𠮟りを受けることにもなりかねません。
社会福祉士はまず「倫理」を学びます。おそらく他士業も「倫理」を学んでいることでしょう。研究にも倫理があります。人がことを成すときには必ずダークサイドが潜んでいると私は思います。その時に「倫理」立ち返ることでダークサイドから抜け出すきっかけになると私自身は考えます。
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