インタビュー調査とソーシャルワーク②
昨日の投稿のつづきです。
「間接的質問」
調査対象に直接には聞きづらいことを、間接的に聞く形式の質問でたずねることがあります。直接「あなたの年収はどれくらいですか」とは聞けなくても、「同じ年代の方々の平均年収はどれくらいですか」と聞くことならできます。
「枠づけ質問」
調査対象者の語りが十分に聞けたと判断できるとき、質問を切りあげて次のテーマに移る際にする質問です。調査対象者の自由な語りを引き出すことを目指す半構造化インタビューとはいえ、インタビューの過程をコントロールすることも必要です。「別の話題に移りたいのですが、いいですか」といった質問がこれに該当します。
「沈黙」
インタビューの最中に生まれる沈黙は気まずいものですが、場合によっては調査対象者が考えをめぐらせるための時間が必要なことがあります。沈黙をうめようと次々と質問を投げかけるのではなく、場合によっては間をおく必要があります。
「解釈的質問」
解釈的質問とは、調査対象者が語った内容や、調査者の解釈の妥当性を確認するためにおこなう質問です。「あなたがおっしゃっていることは…という4ですね」、「あなたが…だ、と考えてもよろしいですか」といった質問がこれに該当します。
私はインタビュー調査を学ぶにあたりソーシャルワークと相通じるものが多々あると思います。
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