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ユーコンノミニープログラム(YNP)の概略


夏の終りの夕方の湖にて

【ユーコンノミニープログラム(YNP)の概略】

YNP(ユーコンノミニープログラム)というカナダ永住権取得の一つの方法を書いています。

YNPの全貌は、留学エージェントは無論、カナダの行政機関の情報ブログなどのネットから収集しても、なかなか実態が見えにくいのが現状です。どこの世界や業界でも言えることですが、実際に経験した人からの情報が参考になるかと思い、ここにまとめてみました。エージェントは、YNPの永住権を取得のサポートなどをしない限り、どれだけ他の色々なノウハウや移民局からの公認のエージェントは資格があろうとも、経験がなければ的を得た内容は言えないかと思います。

※(実際、当時いくつかのエージェントで問い合わせても詳細を誰も知らなかった。。。後述したユーコン準州の公的機関が無料でYNP申請等をサポートしていることが大きいと推察。)

現在は自然のド真ん中ユーコンでさえ年々ネット環境が発達し、多くのYNP経験者やそのPR申請中の方が情報発信しています。現地で足を動かすのが最も早いですが、その前にイメージを掴む参考程度なら無料の実体験などが書かれたブログやHPなどから、情報をみつけるのがいいかもしれません。。。。

ちなみに政府公式のユーコン準州のノミニープログラムに関するハンドブックページは以下のURLです。

参照URL;https://yukon.ca/sites/yukon.ca/files/ecdev/ecdev-forms/ecdev-yukon-nominee-program-application-handbook_november-2022.pdf

YNPのハンドブックの表紙

ということで以下に2019年に12月にYNPを利用して永住権を取得した僕の経験をもとにまとめてみました。

2019年当時の自分がカナダ永住権を取得した際の経験に基づいて書いていますので、今後細かな変更点はあるかもしれません。。

2024年、ユーコン準州の州都であるWhitehorseでのYNPを一時停止するということです。
近年の募集増大やら色々ありそうですね。

Yukon のYNPに関して検索すると直ぐにわかるトピックです。

ちなみに僕の場合、2018年の9月にYNPをスタートし、カナダ永住権は2019年の1月に申請、同年12月には永住権取得、翌年2020年1月にPRカードを取得しました。カナダでCovid-19のパンデミックが起こる以前だったので全てがスムーズでした。

↓↓↓以下のリンクに永住権取得までの記録やその後の”僕”の履歴含めて僕の歴史などを簡単に載せてます。


《ノミニープログラム(NP)》

カナダ各州にノミニープログラムはありますが、今回は僕が体験したユーコン準州に特化した内容を書いています。

YNPは、PNP(Provincial Nominee Program)と言われるカナダの州毎に設けられた永住権につながるプログラムの1つです。

YNPは、ユーコン準州のノミニーオフィス(移民局)によって、ユーコンの労働不足や文化を補い改善することを目的に海外移民に移住してもらうためにある移住永住権プログラムです。
基本的にプログラム希望の移民は、カナダでなくユーコンに永住してもらう(家族を作ったり、仕事をもったり、税金をおとしたりユーコンで生活をしてもらう)ことが前提にあります。
このプログラムは他の州に比べると英語力や資金面などでハードルが低いと思っています。プログラムに選ばれれば、ほぼ100%カナダ永住権に繋がるので十分価値のある移住ギャンブルですね。


《YNPで永住権取得までの大きな流れ》

ここでは、YNPからカナダ永住権までのプロセスが順調に進んだケースを自分の経験をもとに以下へ記してみます。

  • 仕事:ホテルやレストラン・工場・商店など、ユーコン準州でノミニープログラムをサポートしている仕事に就くことから始まります。どんな仕事でもいいので、経営者がYNPサポートを現在も行っている仕事につかなくては始まりません。ネットから応募するより、人伝などで直接レジュメを持ち込む方が確率は高い印象。人材情報のネットだけで楽しようと思わず、ちゃんと向き合って仕事探しする方が、今後カナダで英語を使いつつ永住するなら大事な経験値になる。採用する側は、場所によれば大量の候補者のレジュメを見ることもあり、面接まで印象に残ることを考えれば、どのような方法でアプローチするか自ずとわかるはず。日本の就活とかの概念は捨てた方がいい。

  • YNPのオファー:経営者たち各々で判断され、YNPサポートのオファーをしてもらうことで始まる。

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