東京都と2年間の戦い
長かった東京都との戦いもついに決着がついたぜ
まずは以前書いたnoteを読んでくれよ
俺はさ、今日も数え切れないほどの回数をトイレに駆け込んだよ
結構フォロワーさんにも俺と同じ難病やクローン病などで苦しむ人たちが多くてさ
そんな人たちに少しでも参考になればとの思いでこのnoteを書きとめる
繰り返しになる部分もあるけどそこはご容赦を。
俺は毎日のトイレの回数に何年も苦しんできた
むしろ治療を新しい化学療法に変えてから回数が増えた
一日に20回なんて尋常じゃないない回数だろ?
そんな毎日がストレスでさ、運転手がいる時はいいけど1人の時なんてトイレ行くのにコインパーキング探してる間に漏らしちまうんだよ、恥ずかしい話さ。
東京なんてミドリムシだらけであいつらにすぐに駐車禁止やられちまう
仕方ないから自前で作成したこんなもの窓に置いてても容赦なくキップ貼って行きやがるから仕事とはいえホントあいつらムカつくんだよ
それでさ、どうにか緊急の路上駐車許可証を貰えないものかと調べたんだ
俺の難病は青い線で引いた直腸の所に該当するんだけど許可証の正式名は「駐車禁止等除外標章」って言う
身体障害者1級又は3級って書いてあるだろ?
法律的に言うと人工肛門を付けている人は3級で、付けてないけど重症な人が4級という決まりがある
確かに人工肛門を付けてる人は俺より重症ではある。
但しタンクが満タンにならなければ洩らす事はない。
逆に俺の様なハンパな病状だとタンクは付けてないし漏らすしかないんだよ
勿論人口肛門の人も必要だろうけど、もっと緊急に必要としているのは実は俺みたいな中途半端な症状の人だという事を何度役所に訴えたか分からない
役所だけでなく確か神楽坂の方にある身体障害者の基準を決める東京都心身障害者福祉センターって言ったっけな、そこにも乗り込んだけど一般は受け付けていないとか東京都の施設のくせにふざけた対応しやがったんだ
医者にも何度も状況を説明して担当医も親身になってはくれたんだけど嘘を書く訳にはいかないしとにかく基準では4級だけど3級に該当する位の診断書を書いてもらってもダメだったから俺は自らの意見書まで添えて申請を繰り返した
それで一度審査にかけて返答すると東京都から通知が来たので一縷の望みを感じたんだけど送られて来た手帳は4級の物だった
こっちは3級を求めてるのに不許可の理由の記載もなく不躾に送り付けてきてなめてやがんのかとまた役所に乗り込みこれについての意義申し立てをしたい旨を伝えた
すると役人は「異議申し立てしても変わらないですよ」と言い放った
俺はこう見えて短気なもんで「あのさ、この基準はアンタが決めてるのか?異議申し立ての権利は俺にあるんだけど申し立てする前に変わらないって答えありきなのか?」と詰め寄った
役人は「前例がないもので…」と答えた
「前例があろうがなかろうが、物事の最初っていうのは何でも前例なんてものはないんだよ」と返した
結局異議申し立ての書類を貰ったものの、冷静に考え直してみても確かに法律を変える事は容易では無い
役人も悪気はないのだろうけどマニュアル通りにしか動けないし、いくら情で訴えても壊れたテープレコーダーの様に同じ回答しか返ってこない
俺は攻める方向性を変える事にした
障害者の基準を決めているのは東京都。だけど許可証を発行しているのは警察 (正確には東京都公安委員会)
俺は役所がダメなら警察の方向から攻めてみようと考えた
攻めるって言っても警察だって東京都の基準に合った決定の元に発行しているからそう簡単には行かない
俺はあまり人に物事を頼む事が好きじゃない
だけど毎日の憂鬱な日々を思うとこのまま呑気にもしていられなかった
しかも役所から「何をやっても無理ですよ」と言われた言葉が俺に火を付けた
俺は元来引かれたレールに乗る様な人生送ってないし、頭ごなしに無理ですよと言われると余計に火が付いて(よし、やってやろうじゃねぇか) と火が付くタイプ
ひねくれた性格なのかも知れねぇな
俺はまず政治家に相談する事にした
こう言う時に世の中を生き抜くには人脈というものが大切だなと改めて感じたよ
俺は国会議員の秘書さんに会って事情を説明した
すると警視庁本部の方へ話してくれ、法を曲げる事は出来ないけれど特例みたいなものもあると返答が来た
ポイントは「歩行困難」であるかどうかだった
その診断書があれば許可を出せる例もあるとの事だった
「歩行困難」と言っても解釈は色々で、足が不自由な人もいれば、俺の場合は腹痛が起こると激痛で動けば漏れてしまう様な状況に陥る。その意味での「歩行困難」という解釈だ
国会でも憲法の事で法の解釈を巡って討論する事があるだろ? いわばそれと同じ感じ解釈の問題だ
俺は医師に話をして、それは嘘では無い事なのですぐに診断書を書いてくれた
そしてこれを持って警察署の交通課へ行くと今まで受け付けてくれなかったものが受け付けしてくれた
但し決めるのは警視庁本部の方なので決定ではないと言われた
しかしそれから10日位が経過した頃ついに許可証が発行されたんだ
俺は2年間戦ってきた事が実を結んで心から安堵した
それでもきっと漏らす時は漏らしてしまう
何せ腹痛から排便までの時間が極端に短いから
だけど少なくても緊急に車を停められるだけでも精神的なストレスから開放された事は俺にとって大きかった
同じ状況で苦しんでる人へ伝えたい
ポイントとしては政治家、俺はたまたま知り合いがいたから繋がったけど、例えば自分の住む町の区議会や市議会議員にまず相談してみる事だな
悪い意味じゃなくて、多分都議会レベルでは難しいと思うから、そこから必ず国会議員に繋がるはずだからそこへ陳情してみる
あとは医師の診断書だな
決して嘘を書いて貰っている訳じゃない
ありのままの現状を書いてもらえばいい。但しポイントは歩行困難に陥るかって所だな
それが最善の方法だと思う
いくら役所に情を訴えた所で時間の無駄でしかない
勘違いしないで欲しいのは俺は嘘を言ってとか、国会議員の裏の手を使ってなんて事はしていない
正当な理由を以て許可証を発行して貰ったんだ
裏の手使ったならこんなnoteになんて書けないだろ
あのさ、世の中にはどれだけやっても無理で不可能な事もあるよ
だけどさ、諦めないで色々やってみなけりゃ何が起こるか分からねぇのが世の中だと俺は思うんだよ
俺のこの難病についてnoteずっと読んで心配してくれた人たちも心の中じゃ許可されてくれと願ってくれてたとしても現実的には難しいだろうと思っていたと思う
何せ俺自身が99%無理だと思ってたから。
でも俺は残りの0.1%にかけてみたんだよ
どんな物事でもそうなんだと思う
やってみなけりゃ分からないんだよ
偉そうに書いても、結果人の手を借りての事なんだけどやっぱり法の壁に立ち向かうには市井1人の力じゃ到底無理だったと思う
それでも小学校しか行ってない俺みたいな馬鹿な脳みそを回して色々考え抜いて出した方法だったんだよ
やらないで後悔するより
やるだけやってダメなら諦めもつく
人生僅かな可能性でもやってみる方がいいと思うぜ
最後にこの件について国民民主党の玉木代表にまで嘆願書を持って直訴してくれたXでのアカウント名、ホルモン定食さん、そして心配して動いてくれた民族派団体・統一戦線義勇軍の針谷議長には心から感謝を伝えたい
それから俺のnote読んで気にしてくれていたフォロワーさん全ての人へも心から感謝を伝えたい
長くなっちまったけど最後まで読んでくれた人
ありがとう
押忍