任俠道
阪神淡路大震災から28年目のツイートが
意外にも反響多かったのでnoteにまとめてみた
https://twitter.com/kenken_333777/status/1615160310704533504?t=6RilD5sebLgF3UBaTelSKg&s=19
そもそもヤクザ・極道と呼ばれる人達は
任侠道を歩む渡世人の事であり
古くは「侠客」と呼ばれていた
見返りを求めず 弱気を助け 強気をくじく
というのが任侠道の本質だ
そんな道を極める人
だから 「極道」 と呼ばれる
ヤクザというのは職業じゃない
「ヤクザ」というひとつの生き方だ
俺は純粋にそんな任侠の世界が好きだ
でもいつの頃からかヤクザは反社会勢力などと
呼ばれる様になってしまった
これから書く事は決してヤクザを賛美している訳じゃない。事実のみを書いてみる
1945年 日本は大東亜戦争で敗戦した
敗戦後の混乱期に日本では
勝戦国、いわゆる三国人らによって
日本各地で女性が強姦されたり
街中を破壊されていた
しかしGHQ占領下での日本の警察は
拳銃を持つ事すら許されず
警察が国民を守る事は不可能だった
逆に警察署が襲撃されたりもしていた
戦後77年経った今ですら
日本が戦争責任を追求されている事から考えても
防衛する術もない敗戦後の日本の壮絶な日常は
想像に難しくないだろう
そんな無法地帯となり治安が維持出来ない中
警察が頼ったのがヤクザ者だった
ヤクザが街の治安を守っていたんだ
東京では渋谷警察署襲撃事件が有名だな
渋谷警察署は襲撃され
警察署前にいた巡査部長が胸部を撃たれ死亡した
その時警察が頼ったのが関東の博徒・的屋
いわゆるヤクザと呼ばれる人たちだった
愚連隊の神様と呼ばれた万年東一氏らも加わり
ヤクザ者たちは東京の街を守った
関西では神戸生田署の警察官が殺害されたりした
神戸の三代目が水上署の1日署長を務めた事など
今や想像すらつかない事だろう
それだけ頼りにされていた時代があったんだ
その後1960年代に入り
60年安保闘争で日本に左翼勢力が勢いを増すなか国会を取り巻くデモ隊の凄さに悲鳴をあげ左翼勢力に抵抗出来ない政界が頼ったのもヤクザ者だった
政財界のフィクサーと呼ばれた児玉誉士夫氏を介し
ヤクザ者や右翼団体に頼ったのだった
今この時代に生きる若者には想像もつかないだろうが
日本は1960年から1970年にかけて学生運動が活気を増し日本が左翼化する危機を迎えていたんだ
丁度今月14日は 故・三島由紀夫烈士 の誕生日だった
三島は自衛隊基地を占拠し自衛隊員らに自国の軍を持つべきと決起を呼びかけ憲法改正を叫んだが自衛隊員らの無反応さに絶望し自決してしまった
俺は日本の左翼化に強く危機感を感じていた中で危機感を感じない日本に絶望して自決したのだとも感じている
話がそれたので戻そう
いわゆる世間でヤクザと呼ばれる者たちは
2つの世界に分かれていた
博徒は賭場を開き盆で飯を食っていた
的屋は縁日など神社で開かれる露店で飯を食っていた
しかしその後警察が博打を取り上げたり縁日への締めつけをした事でヤクザ者は飯が食えなくなった
それならば正業でと芸能やスポーツ興行・金融業・風俗業・建築業などにシフトしていったがその免許も剥奪されヤクザは飯が喰えなくなり暴力団化して行った
一般的には知られていないだろうが
パチンコの景品換えの両替所なんてのは昔はヤクザ者がやっていたんだ。それを警察が取りあげた
そしていまやパチンコ景品換えの利権を牛耳るのは警察OBだよ
博徒から博打を取り上げ
競馬、競艇、競輪、オートレースなど
今その賭場を開いているのは国そのもの
笑っちまうよな
それと昔なんか我が子が悪さばかりしていると近所の組長に預け礼儀や行儀見習いを教えこんでから返して貰うなんて時代もあったんだ
夜の世界ではトラブルが起これば110番じゃなく
ヤクザ者を呼んで処理して貰っていた
飲み代のツケが回収出来なければヤクザ者に頼んで回収して貰っていた
まだ全く興行が成り立たなかったボクシングや相撲や芸能の世界でもヤクザ者に何千万というチケットを買ってもらい興行が成り立っていた時代もあった
誰だったか忘れたけど
ボクシング協会の元会長がテレビで堂々と
今のボクシング界が成り立っているのはヤクザの人たちのお陰だと声高に叫んでいた事もあったな
それ程ヤクザは国からも街からも頼りにされていた
阪神淡路大震災や東日本大震災の他、日本の震災時には炊き出しや支援物資など行政よりもいち早くヤクザたちは動いていた
警察やマスコミはそれを売名行為と言って否定するが
自分らの住む街や国が危機に面している時に「よし売名のチャンスだ」 なんて思う奴がいるというのだろうか
俺は彼らは純粋な気持ちで炊き出しや支援物資の配給など行っていたと思う。元来それが 「弱気を助け」 という任侠の世界に生きる者たちの使命であるはずだからだ
だから売名行為と言われようが彼らは屁とも思っていないと思う
俺は思う
戦後国や街から頼りにされていたヤクザ者を
用無しとなったら取り締まりを強化し
反社会的勢力へと導いているのは
誰あろう国や警察そのものだと思う
ヤクザにだって正しく任侠道を歩んでいる人はいる
でもそうでない人がいるのも事実
昨今ヤクザが詐欺などに関与する現実もあり古き良き任侠が崩れかけているのも事実
だからヤクザ側にも反社会勢力と呼ばれてしまう原因を作ってしまっている事も少なからずあると思う
右翼・民族派の人たちもそうだよな
昔はきちんとした機関紙を発行して
大手上場一流企業が機関紙を購読して
その売上げで活動資金にしていた
日本共産党や創価学会を母体とする公明党だって同じだよな。機関誌を発行して活動資金にしている
どちらも同じ政治団体だぜ
それがいつの頃かコンプライアンスなんて言葉が出だして今は右翼・民族派の機関紙を購読している企業は皆無だ
日本青年社って右翼団体は上陸に危険を伴う尖閣諸島に命懸けで上陸し我が国の領土だと主張し灯台を建設したんだ
右翼・民族派のカリスマと呼ばれた故・野村秋介先生も モロ民族解放戦線というフィリピンゲリラに拉致された無名のジャーナリストを国が見捨てた事に激怒し黒澤明氏というヤクザの組長や日本財団創設者の故・笹川良一氏などに協力を依頼しフィリピンゲリラの地に単身乗り込み自力で救出したんだ
その時野村先生は救出の為に使う資金を調達するのにヤクザ者に金銭的な援助を頼みに回ったけど数千万という金を出してくれたのが後藤組という組の組長さん1人だったと聞く
当時救出された石川さんというジャーナリストが帰国した時の記者会見はYouTubeにも出てる
だけどそんな純粋な右翼・民族派として生きる人たちとは別に企業を脅して恐喝したりする団体も多かった
いわゆるヤセ右翼ってヤツだな
だからきちんと政治結社として自治体に登録している団体にも関わらず今や右翼団体も反社会勢力などと認定されてしまっているのが現状だ
本物の右翼・民族派ってたとえ1人であっても働きながら国の為に活動している市井の中にあると思う
勿論きちんと団体として国の為に活動しているところもあるけどな
政治家にも真面目な議員もいれば
相当悪質な議員もいるだろ
医者だって素晴らしい先生もいれば
睡眠役飲ませてレイプするような外道もいる
ヤクザも真面目なヤクザがいれば
行儀の悪いヤクザもいる
どんな世界でも同じだよ
みな世論を気にして口を閉ざし目を背けるが
これが日本が辿ってきた現実なんだよ
何度も言うが俺は決してヤクザを賛美している訳じゃない
弱きを助け 強気をきじく
そんな正しき任侠道 生きざまを貫いている人は
ごく僅かになってしまったかも知れないけど
俺はそういう人は支持したい
反社会勢力って法で決めた定義もないし、どこからどこまでが反社会勢力なのか基準のあいまいなものを国や警察が国民を洗脳した勝手な解釈だと俺は思っている
この様に日本国憲法第14条で全ての国民は平等であると定められており明らかな憲法違反だと思っている
住居も構えられず銀行口座も持てず人権もない
だけど選挙権はあるし税金もしっかり取られる
こんな矛盾したものあるのかよって思っちゃうよな
何だか結局ヤクザを賛美した様なnoteになってしまったけど俺はヤクザというか真の任侠道という生きざまを貫いている人が好きなんだ
弱きを助け 強気をくじく
それが本当の漢ってもんだろ
堅気の世界で生きる人でも任侠の精神で生きてる人もいる。俺はそんな人も「任侠人」だと思っている
親の言う事も聞かず一般社会に溶け込めない奴らが集まり家族構成しているのがヤクザ者だ
彼らを壊滅させるべく日に日に取締りは厳しさを増しているが壊滅しバラバラになった彼らはいったいどこへ向かうというのか
日本は島国、そんな彼らは正業や存在すら認められず行き場を失い地下へ潜り、生きていく為に非合法に走るしかなくなり治安は更に悪化するだろう
現場で汗を流す刑事はその危機感を誰よりも危惧しているが現場も知らない机上の空論で暴力団壊滅を叫ぶ警察キャリア組のエリートたちのせいで日本の治安は更に悪化してゆくと思う
俺はいずれ死んで行く身
いつの日か KenKenが言ってた通りになったな
なんて思わない日が来る事を願うよ
最後まで読んでくれた人ありがとうございました
押忍